見どころ

リラックスしたいときには六角堂

2015-10-08

いけばな発祥の地である六角堂。にぎやかな街の中にあって、オアシスのような存在でもあります。六角堂のすぐ近くにある六角蕪村菴の又平餅は、おみやげにおすすめです。

六角堂から花開いたいけばな

六角堂の正式名は「紫雲山頂法寺」。本堂が「六角宝形造」であることから「六角堂」の名で親しまれ、六角通りの名の由来にもなっています。

六角堂は587年に聖徳太子によって創建されたと伝わる寺で、平安時代以前から庶民の信仰を集めていました。

北面には聖徳太子が沐浴をしたと伝わる池の跡があります。この池のほとりに小野妹子を先祖に持つという僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれていました。池坊の僧侶が本尊に毎日、朝夕欠かさず花を供えていたところ、いけばなの名手として知られるようになり、代々いけばなが広がっていったのです。そして「池坊」という呼び名が華道家元の名前になりました。

 

六角堂
六角堂の柳は「縁結びの柳」として親しまれ、良縁を願う人がおみくじを結んでいきます。

 

 

ほどよいこぢんまり感が心地よい

門をくぐると、六角堂の全体をほぼ見わたすことができます。右手には手水場があり、その後ろを見れば、白雪姫の小人達を思わせる十六羅漢像が立っています。

「羅漢」とは仏の教えを人々に伝えることができる僧。六角堂の羅漢像は、2007年〜2008年に池坊専永住職によって安置されたもので、そのにっこりとしたおだやかな表情に癒されます。池坊専永住職も、この表情に惚れ込んだのだそう。タイ・チェンマイを訪れた際に、現地の職人が作ったこれらの像に出会ったとされています。

また、六角堂の左手(西側)に建つビルの1階にはスターバックスコーヒーがあり、窓際の席に座れば、コーヒーを飲みながら六角堂の風景を楽しむことができます。この日はあいにくの雨でしたが、晴れの日とは違う緑も、しっとりとして味わい深いものです。

 

六角堂・十六羅漢
羅漢の周りにはひねくれて仏教を理解しない邪鬼がいるとされていますが、六角堂の邪鬼は改心し、羅漢を守りながら修行に励んでいるといわれています。

 

 

六角堂
お寺を眺められる喫茶店というのも、京都ならでは。雨に燻る光景を眺めながら飲むコーヒーは、普段とは違う味に感じられます。

 

 

“もっちり”が人気の、六角蕪村菴『浮世 又平餅』

六角蕪村菴は、六角堂を背にして六角通りを左(東)に向かって少し歩いたところにあります。その名の通り、与謝蕪村をコンセプトとしたお店です。

『浮世 又平餅』は、歌舞伎・人形浄瑠璃の演目『吃又』の登場人物である又平・お徳の夫婦愛にちなんで創作された焼き餅。お店独自だというもっちりとしたやわらかな皮の中には、あんがたっぷり入っています。小倉あんと白あんの2種類があり、どちらも上品な甘さです。

 

六角 蕪村菴
町家づくりの店舗も魅力です。情緒たっぷりな「店庭」も見どころ。

 

 

六角 蕪村菴・又平餅
又平とお徳の夫婦2人なので、お味も2種類そろえられています。
商品名:『浮世 又平餅』8個(小倉あん4個、白あん4個)入り 1080円
(1個ずつの購入も可能)
六角堂
寺社名 六角堂
住所 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
電話番号 075-221-2686
URL http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/

京都・六角 蕪村菴(本店)
店名 京都・六角 蕪村菴(本店)
住所 京都市中京区六角通烏丸東入堂之前234
電話番号 075-213-7888
URL http://www.buson-an.co.jp