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大原野神社EC

大原野神社の紅葉のトンネルを歩こう

京都の紅葉もいよいよ見頃を迎えています。西山の紅葉の名所である大原野神社から、紅葉の様子をお届けします。

「京春日」とも言われる由緒ある神社

大原野神社は奈良の春日大社の第一分社で、「京春日」の別称を持っています。平安時代から国家鎮護を担っていた由緒ある社です。貴族の藤原一族が参拝したり、紫式部が氏神と崇めていたりしたことでも知られています。

政治や方除け、良縁や知恵の神々が祀られていることから、縁結びや安産、学業成就や開運厄除などのご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れています。

大原野神社・入り口
「南春日町」バス停から10分ほど歩くと、大原野神社の一の鳥居が見えてくる。
秋の名物・紅葉のトンネル

紅葉が見頃を迎えると現れる、一の鳥居から三の鳥居まで続く紅葉のトンネルは圧巻です。長いトンネルを抜けると見えるのが、美しい朱塗りの社殿。紅葉が社殿をより鮮やかに感じさせてくれます。

春日社は鹿を神使とし、社殿の両脇には、狛犬ならぬ神鹿が置かれています。

大原野神社・参道
参道入口の一の鳥居付近は青葉が多く、社殿付近は色づき始めている。
大原野神社・社殿
社殿は850年に文徳天皇によって造営されたと伝えられている。
大原野神社・社殿・神鹿
社殿前の神鹿。社殿に向かって右手に牡鹿、左手に牝鹿が置かれている。
季節を映す鯉沢池

境内には、奈良の猿沢池を模したとされる「鯉沢池」があります。小塩桜・霧島つつじ・かきつばた・睡蓮などの花や新緑・紅葉、雪景色など、年間を通して楽しむことができる場所です。

池のまわりの紅葉はちょうど見頃を迎えています。池のほとりでゆっくりと紅葉を眺めてみてはいかがでしょう?

大原野神社・鯉沢池
池の周りにはベンチが置かれ、ゆっくり景色が楽しめるようになっている。
大原野神社・紅葉
色づきはじめたもみじ。緑から黄色、赤へと変わるグラデーションが美しい。
大原野神社・春日茶屋
鯉沢池のほとりにある春日茶屋。軽食や甘味などをいただける。

基本情報

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。