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福王子神社の七草粥の振る舞い

2016-01-08

1月7日は、その年の無病息災を願って七草粥をいただく日です。京都のいくつかの寺社仏閣でも、七草粥が振る舞われました。その中の一つ、福王子神社に行ってきました。

「ふこっさん」の愛称で親しまれる福王子神社

福王子神社には、第58代天皇の光考天皇の女御で第59代天皇の宇多天皇の母である、班子皇后が祀られています。「福王子」の名は、班子皇后が多くの皇子皇女をもうけたことに由来するのだとか。仁和寺が宇多天皇によって開かれたことから、その守護神とも言われています。

 

福王子神社
仁和寺から西へ進んだところに福王子神社がある。

 

 

福王子神社-本殿
福王子神社の本殿。振る舞いの前に氏子さんが揃ってお詣りしていた。

 

 

平安時代から続く七草粥の風習

福王子神社では、昔ながらの風習を今に伝えようと、2003年から七草粥の振る舞いを行っています。

1月7日は五節句の一つ「人日の日」です。中国の唐の時代に、この日に七種類の野菜の入った汁物を食べ無病息災を祈る習慣がありました。それが平安時代に日本に伝わり、七草粥の風習が広まったとされています。春の七草とは、芹・なずな・御形・はこべら・仏の座・菘・すずしろ。実際に七草粥の具材に使われるものは、この七草以外にも地域によって様々なようです。

 

福王子神社-七草
お供えされていた七草。これらが七草粥に使われる。

 

 

福王子神社-境内
境内には七草粥を求めて多くの人が。整理券が配られ、順番に振る舞われていた。

 

 

 

氏子さん手作りの七草粥をいただく

福王子神社の七草粥は、こんがりと焼かれたお餅が入っているのが特徴です。お餅は元日の神事で供えられた鏡餅を使っているのだそう。優しい味わいで、お正月疲れ気味の胃から元気になれそうな気がしました。子供から大人まで、多くの人が美味しそうに七草粥を食べ、一年の無病息災を願っていました。

 

福王子神社-七草粥
振る舞われた七草粥と大根の漬物。熱々で体の芯から温まった。

 

福王子神社
寺社名 福王子神社
住所 京都市右京区宇多野福王子町58
電話番号 075-463-0937
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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。