見どころ

京都ならではの「十日ゑびす」で商売繁盛を祈願

2016-01-12

七福神の一人、えびす様。「えびす顔」という言葉もあるくらい、人々にとって親しみの深い神様です。えびす様といえば大阪の今宮戎を思い浮かべる人が多く、京都にもえびす神社があることは意外と知られていません。「京都ゑびす神社」は関西三大えびすのひとつ。その十日戎にお参りしてきました。

十日ゑびす1
「十日ゑびす」の入り口。四条通沿いにあり、すぐに見つけられる。

 

 

十日ゑびす2
京都ゑびす神社の鳥居。朝は参拝客が少なく、落ち着いた気持ちでお参りできる。

 

 

人々に慕われる神、えびす様

「十日戎」は、1月8日から12日まで続く行事です。10日の本えびすを中心に、5日間にわたってさまざまな神事が執り行われます。えびす様はもともと漁業の神様。漁港は市場の中心地ということで、いつしか商売の神様というイメージも持つようになりました。境内にはスーツ姿での参拝客もみられ、えびす信仰の厚さを感じさせます。

 

十日ゑびす-湯立て1

 

 

十日ゑびす-湯立て2
「十日戎」のはじまりは、8日の「湯立て神楽」から。玉串に見立てた笹を熱湯に浸け、参拝客にふりかける。

 

 

その勢いにあやかりたい、願いを込めた「福笹」

えびす参りといえば、縁起物の笹。この福笹、実は京都ゑびす神社こそが発祥の地だそうです。竹はまっすぐ、勢いよく伸びることから、生命力や商売繁盛のモチーフとなったそう。吉兆と呼ばれる飾りを吊り下げ、神棚などに祀って、神様のご加護をお祈りします。

 

十日ゑびす-縁起物

 

 

十日ゑびす-福笹
福笹と縁起物の授与が受けられる場所。11日の「残り福」では、舞妓さんからの福笹・福餅の授与がある。

 

 

絶対に見逃せない、東映俳優による「宝恵かご」

見どころたくさんの十日戎ですが、中でもひときわ目を引くのが、東映太秦映画村の俳優さんたちによる「宝恵かご」。芸妓に扮した女優さんがかごに乗せられ、えびす様にお参りします。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような光景は、まさに京都ならではと言えるでしょう。

 

十日ゑびす-宝恵かご
「宝恵かご、ほい!」の掛け声とともに、東映俳優たちが登場。

 

 

十日ゑびす-東映俳優
普段はめったに見られない東映俳優のすがたを、間近で見ることができる。

 

 

お参りが終わったら、ほっと一息

商売繁盛をねがう祭りというだけあって、神社の周りには屋台や市もズラリ。甘酒や熱燗を座って飲める場所もあるので、お参りを済ませたら、こちらで一休みするのも良いでしょう。活気あふれる「十日戎」にお参りして、素敵な一年をスタートさせましょう。

 

十日ゑびす3
にぎわう境内の入り口付近。9日の宵ゑびす・10日の大祭では、神社の門が夜通し開かれる。
京都ゑびす神社
寺社名 京都ゑびす神社
住所 京都市東山区大和大路四条南
電話番号 075-525-0005
URL http://www.kyoto-ebisu.jp/

この記事を書いた人

たま
実家を出て、京都市内で暮らし始めて早2年。「一日一猫」ルールを自分に課し、日々、新たな猫がいそうな場所をうろついています。散歩が好きで、気付けば四時間ほど歩き続けていたことも。