見どころ

京の鬼門を守るお猿の神様に会いに行こう-幸神社

2016-02-16

京都御所の北、閑静な住宅街の一角に幸神社(さいのかみのやしろ)はあります。厄除けや縁結びのパワースポットであり、またお猿の神様が祀られているという申年に、ぜひ訪れたい神社でもあります。

京の鬼門を1200年守り続ける

風水に則ってつくられた都市・平安京は、比叡山延暦寺などの寺社に鬼門封じの役割を任せました。創祀年代が不明の古社である幸神社もそのひとつです。桓武天皇によって、京の鬼門である北東の守護神「出雲路道祖神」として造営されたと伝えられています。鬼を塞ぐ道祖神・塞神の「塞」が「幸」に置き換わったといわれています。

 

幸神社 - 石碑(寺町通)
出町桝形商店街を寺町通まで通り抜けて右へ曲がると、「危除縁結 幸神社」の石碑が建つ。

 

 

幸神社
石碑を背に路地をまっすぐに進むと幸神社にたどり着く。

 

 

幸神社 - 石碑
門前の石碑には「皇城鬼門除 出雲路幸神社」と刻まれている。

 

 

 

お猿の神様を探して

猿は「魔去る」に通じることから、古くから神の使いとして考えられてきました。幸神社の本殿には、鬼門を守る三番叟(さんばそう:御幣を担いだ猿)が祀られています。また、歌舞伎の創始者である出雲の阿国が幸神社の巫女として仕えたと伝えられていることから、芸事上達を願う人々からも信仰を集めています。

 

幸神社 - 本殿
本殿のどこかに猿の神像が祀られている。

 

 

幸神社 - おさる案内
なかなか見つけづらい場所なので親切な案内がある。

 

 

幸神社 - 猿の神像
木彫りの三番叟が京の鬼門を守っている。

 

 

幸神社 - 絵馬
三番叟の絵馬。幸神社の主祭神は、縁結びの神として崇められる猿田彦大神であることから、縁結びの願いが書かれた絵馬が多い。

 

 

石神さん―拝めば幸運、触れれば…?

境内の北東の隅に、「石神さん」もしくは「御石さん」と呼ばれる石の御神体が祀られています。幸神社は何度も火災に遭っていますが、石神さんだけは平安時代のまま無事に残っています。拝むと良縁に恵まれ、むやみに触れると祟りがあると伝えられています。

ひっそりとした小さな神社ですが、歴史深い幸神社をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

幸神社 - 石神さん1
鳥居から望むことができる石神さん。

 

 

幸神社 - 石神さん2
囲いの外から願いを込めて拝もう。

 

幸神社
寺社名 幸神社
住所 〒602-0814 京都市上京区寺町通今出川上る西入る幸神町303
電話番号 075-231-8774
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この記事を書いた人

ik
和歌山出身。10年の京都生活を経て上京しました。隅田川を横目に、鴨川が恋しい毎日です。1つでも多くの「東京で感じられる京都」を発見したいと思います。