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蹴上のつつじEC

市民に愛される「蹴上のつつじ」が今年も公開!

4月下旬から5月にかけて、つつじが見頃を迎えます。つつじの名所として知られる蹴上浄水場が、5月4日~8日の期間で今年も一般公開されました。

近代化を象徴する蹴上浄水場

蹴上浄水場は明治45年に建設された、日本で最初の急速ろ過式浄水場です。明治時代の面影を残す歴史的な建造物があり、琵琶湖疎水などと共に京都近代化遺産となっています。一般公開では、水道事業を楽しく学んでもらおうと、普段は見ることのできない処理施設等が見学できるようになります。また、水質実験やクイズラリー、一息できる京の水カフェや職員による蹴上周辺のガイドツアーなど、子供から大人まで楽しめる様々なイベントが開催されていました。

蹴上浄水場 - マスコット
京都市上下水道局のマスコットキャラクターの、澄都(すみと)くんとひかりちゃんがお出迎え。
蹴上浄水場 - 第1高区配水池
建設当初の外観を残す第1高区配水池。現在は配水池の改築に伴い、移設されている。
蹴上浄水場 - 処理施設
ちんでん処理した水を、砂と砂利の層でろ過する急速ろ過池。
斜面を覆うつつじが見物!

蹴上浄水場には、実に4,600本ものつつじが。鮮やかな赤紫色や淡いピンク色、白色の花が周辺の新緑によく映えます。一つ一つの花が大ぶりで華やかなつつじが、斜面いっぱいに咲き誇る様子はまさに圧巻です。またつつじのトンネルも行列ができるほど大人気。大きな株の中を通りぬけるトンネルでは、木漏れ日が差し込み、見上げるとつつじの花天井。訪れた人々は色とりどりのつつじを満喫し、ゴールデンウィークの楽しいひとときを過ごしていました。

蹴上のつつじ1
斜面にずらりと並ぶつつじは、土砂崩れを防ぐために植えられるようになったのだそう。
蹴上のつつじ2
つつじのトンネルの中は花の色に染まり、幻想的な世界が広がっている。
蹴上浄水場
高低差を利用して水を遠くまで送るため、浄水場内は坂が多く見晴らしのよい場所も。インクラインや南禅寺三門などを望むことができる。
蹴上のつつじ3
正門横の、満開のつつじ。

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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。