見どころ

初夏は蛍の飛び交う清滝へ

2016-05-30

京都の避暑地として有名な清滝は、四季折々の美しさを見せる景勝の地。初夏には新緑が輝き、蛍が飛び交います。文人も愛した清滝の自然を愛でながら散策してみませんか。

宿場町の面影が残る清滝の里

清滝は古くから愛宕神社参詣の宿場町として栄え、かつては宿屋や茶屋が軒を並べていました。今でも町並みに、宿場町の面影を見て取ることができます。清滝川沿いは紅葉の名所で、ハイキングコースとしても人気。都会の喧噪を離れ、川のせせらぎに耳を澄ませば心が癒やされます。

 

清滝1
清滝へは嵐山から車で10分ほど。紅葉シーズンは人で賑わうが、初夏は訪れる人も少なくひっそりと静か。

 

 

清滝2
JR保津峡駅で降りて、東海自然歩道を歩いて清滝まで行くこともできる。所要時間約30分。保津峡駅近辺では保津川下りの船やトロッコ列車も見られる。

 

 

天然記念物の棲む美しい清滝川

清滝の清流には、さまざまな生き物が棲んでいます。天然記念物に指定されているゲンジボタルをはじめ、特別天然記念物のオオサンショウウオ、鳴き声の美しいカジカガエルなど、清らかな水にしか生息しない生き物ばかりです。美しい自然を壊さないように、そっと見守りましょう。

 

清滝3
清滝川にかかる渡猿橋には、ゲンジボタルのレリーフが飾られている。清滝では5月下旬から6月下旬にかけて、蛍の舞う幻想的な光景が楽しめる。

 

 

清滝4
大きな岩に砕ける波。川沿いを歩く東海自然歩道では、荒々しい自然の美が堪能できる。

 

 

文人も愛でた美しい清滝

清滝には、さまざまな文人が訪れています。松尾芭蕉や与謝野鉄幹・晶子、徳冨蘆花などが逗留し、清滝の美しさを称えました。清滝散策の折には、川沿いにひっそりと建つ文学碑を巡ってみましょう。短い言葉に込められた、美しい清滝への賛美が味わえます。

 

清滝5
渡猿橋から川岸へ降りると、苔むした松尾芭蕉の句碑がある。晩年の「清滝や波に散り込む青松葉」の句が刻まれている。

 

 

清滝6
芭蕉の句碑のそばに建つ、与謝野晶子の歌碑。晶子と鉄幹は、今も橋のたもとに建つ旅館ますやに宿泊したという。

 

 

清滝7
清滝幸福延命地蔵堂の横には徳冨蘆花の碑がある。蘆花は自作の小説『黒い目と茶色の目』で清滝を描いている。

 

清滝
施設名 清滝
住所 京都市右京区嵯峨清滝
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この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。