見どころ

ねねの道で、「路傍の触れ仏」をめぐる

2016-08-05

円山公園から、高台寺界隈へと続く「ねねの道」には、触れることのできる「東山路傍の触れ仏」が点在しています。素朴な仏さまに触れて、心も身体も穏やかなしあわせに包まれましょう。

京都らしい風情が楽しめる散策道

石畳が美しく敷き詰められた「ねねの道」には、豊臣秀吉の正室ねねが秀吉の菩提を弔うために開創した高台寺や、ねねが晩年を過ごした圓徳院などの塔頭寺院があります。この界隈に点在する「触れ仏」のほとんどが道端にあります。

 

ねねの道1

 

ねねの道2

 

ねねの道3

 

 

仏に触れ、心のあり方を振り返る静かなひととき

趣のある小さな参道の奥、高台寺塔頭の中で最も歴史が深い非公開の「岡林院」門前で、愛らしい「見る蔵 言う蔵 聞く蔵」の三地蔵に出会えます。「見ざる 言わざる 聞かざる」という否定的な生き方ではなく、「見るぞう 言うぞう 聞くぞう」と思えるような積極的な生き方をしたいという思いを込めて、そっと撫でました。

 

岡林院1

 

岡林院2

 

岡林院3
仏像などは右手もしくは両手で触れ、背の高い仏像は台座に触れるのがよいという。

 

 

高台寺塔頭の月真院(げっしんいん)は通常非公開。幕末には、新撰組を離脱した伊東丙子太郎の率いる「御陵衛士」の根拠地となりました。門前にある「御陵衛士屯所跡」という石碑の隣では、布袋さんがおおらかな笑顔で迎えます。

 

月真院1

 

月真院2
弥勒菩薩の化身といわれる布袋さんは、豊かな人生を与えてくれるという。

 

 

大黒天1

 

大黒天2
秀吉が厚く信仰していた圓徳院の三面大黒天の門前。「触れ仏」の大黒天に触れて金運アップを祈願する。

 

 

春光院1

 

春光院2
茅葺の春光院山門前には「触れ仏」摩利支天の石仏。武運を上げ、護身・得財・勝利などのご利益があるという。

 

 

緑豊かな台所坂を上る

高台寺へと続く台所坂をのぼると、右手に高台寺天満宮があります。ねねが秀吉の菩提を弔うために高台寺を創建したとき、日ごろ崇拝していた綱敷天満宮の祭神・菅原道真を勧請して、高台寺の鎮守社としました。このお堂の周辺を3回廻ると願い事が叶い、悪いことが去るといわれています。

 

高台寺案内所
高台寺案内所で「路傍の触れ仏」マップなどの資料をもらうことができる。この案内所の手前にあるのが、高台寺へ上る台所坂。

 

 

高台寺 - 台所坂

 

高台寺天満宮1
天満宮のそばにある「秀吉・ねねの像」。夫婦円満や、皆に慕われて大らかな余生を送ったねねにあやかりたい人に。

 

 

高台寺天満宮2
牛は天神さまのお使いで、身体の調子の悪い部分を持っていってくれる。悪い部分と同じ場所を右手、もしくは両手で触れてみよう。

 

 

高台寺天満宮3
マニ車は、主にチベット仏教で用いられる仏具で、中にお経が収められている。時計回りに右手で回すと、回転させた数だけお経を唱えるのと同じ功徳があるという。

 

 

霊山観音
大戦の戦没者および戦争の犠牲者を慰霊する霊山観音。胎内にはそれぞれの干支の守り本尊がある。拝観料は線香がついて300円。

 

 

霊山観音 - 願いの玉
境内にある「願いの玉」に触れて、願いごとを念じながら右廻りに三回廻ると願いが叶うという。

 

 

ねねの道
住所 京都市東山区高台寺下河原町周辺

 

 

「三地蔵」
寺社名 高台寺 岡林院(通常非公開)
住所 京都市東山区高台寺下河原町529

 

 

「布袋」
寺社名 月眞院(げっしんいん)(通常非公開)
住所 京都市東山区下河原町528

 

 

「大黒天」
寺社名 圓徳院
住所 京都市東山区高台寺下河原町530

 

 

「摩利支天」
寺社名 春光院(通常非公開)
住所 京都市東山区高台寺下河原町531

 

 

「秀吉・ねねの像」「天満宮 牛」「マニ車」
寺社名 高台寺天満宮
住所 京都市東山区高台寺下河原町526

 

 

「願いの玉」
寺社名 霊山観音(りょうぜんかんのん)
住所 京都市東山区高台寺下河原町526-2
電話 075-561-2205
URL http://www.ryozen-kwannon.jp