見どころ

東山のシンボル!法観寺の八坂の塔へ登る

2016-09-30

「八坂の塔」の愛称で親しまれている法観寺の五重塔は、東山の景観に欠かせない存在。その塔の内部を拝観できることをご存知ですか?意外と訪れる人の少ない法観寺は、東山の景色を楽しめる隠れスポットなのです。

東山に佇む優美な五重塔

法観寺は、多くの観光客で賑わう二年坂や三寧坂のすぐ近くに。臨済宗建仁寺派のお寺で、聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げに従って創建したと伝えられています。高さ約46mの五重塔は、東山の街並みの中でも一際目を引きます。中でも迫力ある五重塔が見られるのが夢見坂。土産物屋や茶屋が並ぶ坂道から間近に塔を見上げることができ、人気の撮影スポットになっています。

 

高台寺からの塔
高台寺近くから見た街並み。八坂の塔の奥には、もう一つのシンボルである京都タワーが見える。

 

 

夢見坂
夢見坂から見た八坂の塔。観光客は色々なお店に立ち寄りながら、ゆっくりと坂を上っていく。

 

 

八坂の塔
間近で見上げると、その大きさを実感できる。

 

 

週末を中心に一般公開

五重塔は重要文化財に指定されており、現在の塔は1440年に室町幕府六代目将軍の足利義教によって建てられたものです。塔は何度か焼失と再建を繰り返しましたが、塔の内部には創建時の中心礎石が今も残されています。こぢんまりとした境内では、五重塔をはじめ聖徳太子の像が安置されている太子堂や、薬師如来などが見られる薬師堂、平安時代後期の武将・木曾義仲の塚などが。週末を中心に一般公開されていますが、不定休のため事前に電話で確認しておくと安心です。

 

太子堂
境内北側に太子堂と薬師堂が並ぶ。太子堂には聖徳太子の三才像と十六才像の二つが安置されている。

 

 

薬師堂
薬師堂には薬師如来をはじめ、日光・月光菩薩や十二神将、夢見地蔵尊が安置されている。

 

 

木曾義仲塚
木曾義仲は信濃で中原兼遠に育てられ、義仲軍を率いて1183年に入京。その後平家追討の命を受け征夷大将軍にも任命されたが、源範群頼・義経軍に宇治川の合戦で敗れ敗走中に命を落としたと言われている。

 

 

いよいよ五重塔の内部へ

東側の入口から塔の内部に入ると、中央に大きな心柱があり、その周りには仏像が。阿閦如来や阿弥陀如来など、真言密教の金剛界五仏がそれぞれの方位に安置されています。また塔の北側にある階段から、二層目に上ることができます。狭く急な階段を登ると東西に窓があり、東側には連なる山々が、西側には石畳が続く街並みが見られます。時間帯によっては景色を独り占めできることも。風情ある景色を心ゆくまで楽しんでみましょう。

 

五重塔 - 仏像
東西南北に仏像が安置されており、写真は東方の阿閦如来。色鮮やかな壁画も見物。

 

 

五重塔 - 景色1
二層目の西側からは、市内が見渡せる。ちょうど真下には上ってきた夢見坂が見られる。

 

 

五重塔 - 景色2
東側からは霊山観音の観音像が。右に目線を移していくと清水寺も見える。

 

 

五重塔 - 心柱
五重塔を支える心柱。二層目では心柱近くに置かれた鏡越しに、上へと続く心柱がよく見えるようになっている。
法観寺
寺社名 法観寺
住所 京都市東山区清水八坂上町388
電話番号 075-551-2417
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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。