見どころ

織田信長公の功績を今に伝える!建勲神社の「船岡大祭」

2016-10-20

織田信長公と言えば、戦国時代に天下統一の流れを作った中心的な人物の一人。そんな信長公を祀る神社が、西陣の船岡山にあります。信長公の功績を今に伝える、建勲神社の「船岡大祭」を紹介します。

織田信長公を御祭神とする建勲神社

建勲神社は明治2年(1869年)に織田信長公の天下統一の功績を称えて、明治天皇の御下命によって創建されました。「建勲」の神号を賜り、国家のために特別な功労があった人物を祀る「別格官弊社」に指定されています。明治43年には、社殿が現在の船岡山山頂へと遷移されました。

大鳥居から石段を100段ほど上った先に、拝殿や本殿があります。境内や裏手の船岡山公園からは、比叡山や如意ケ嶽(大文字山)などの山々を望むことができます。

 

建勲神社 - 大鳥居
北大路通から船岡東通を南へ進むと、建勲神社の大鳥居が見えてくる。

 

 

建勲神社 - 境内
奉納が行われる拝殿。その奥が本殿になっている。

 

 

御鎮座当初から続く船岡大祭

建勲神社では信長公が入洛した10月19日を記念して、毎年「船岡大祭」が開催されています。午前11時になると宮司によるお祓いがあり、まず本殿で神事が執り行われます。その後、拝殿で、信長公ゆかりの仕舞『敦盛』や『小鍛冶』などが奉納されるのです。『敦盛』は信長公が特に好み、桶狭間の戦いの前夜にも舞ったのだとか。境内には、敦盛の一節が記された石碑を見ることができます。「人間五十年……」と力強い台詞で始まった仕舞は、訪れた人々を魅了していました。

 

船岡大祭 - お祓い
宮司が拝殿を回り、参拝者のお祓いをしていく。

 

 

船岡大祭 - お供えの儀
神事では、米やお神酒、紅白餅、真鯛、真昆布、野菜や果物、塩や水などをお供えする。

 

 

建勲神社 - 石碑
石碑は東参道から石段を上ってすぐのところに。『敦盛』の代表的な一節が記されている。

 

 

船岡大祭 - 敦盛
仕舞『敦盛』と『小鍛冶』が続けて奉納された。

 

 

多彩な演目の奉納も見逃せない

仕舞に加え、今年は舞楽『右方 抜頭』や『東日本・熊本大震災の鎮魂と復興の祈りの奉納舞』、修心流居合術兵法が奉納されました。しなやかで美しい舞や迫力ある居合術など、一つ一つの演目にならではの魅力が。また建勲神社では数年に一度、火縄銃三弾打奉納が行われます。今年は行われませんでしたが、来年以降は大迫力の奉納を見ることができるかもしれません。訪れた人々は信長公に思いを馳せながら、充実した秋のひとときを過ごしていました。

 

船岡大祭 - 舞楽
舞楽『右方 抜頭』の奉納。鼻の高い独特の面を付け、長い髪を垂らし舞う姿が印象的。

 

 

船岡大祭 - 舞
『東日本・熊本大震災の鎮魂と復興の祈りの奉納舞』は上方舞家元の立花青昇氏による奉納。
建勲神社
寺社名 建勲神社
住所 京都市北区紫野北舟岡町49
電話番号 075-451-0170
URL http://kenkun-jinja.org/

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。