見どころ

天下分け目の天王山に「打出」と「小槌」の宝寺

2017-02-03

羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した「山崎の合戦」のゆかりの地・天王山にある宝積寺(ほうしゃくじ)。打出(うちで)と小槌(こづち)が祀られ、「宝寺」「大黒天宝寺」とも呼ばれるパワースポットです。

聖武天皇が龍神から授かった「打出」と「小槌」

奈良の大仏を建立した聖武天皇がまだ皇子だった頃、夢の中で龍神から打出と小槌を授かり、「左手のひらを打つように」とのお告げがありました。夢から覚めた皇子がお告げの通りにすると、翌年に即位したと伝えられています。神亀元年(724年)に聖武天皇の勅願で宝積寺を建立。打出と小槌が奉納されました。

打ち出の小槌といえば一寸法師。一寸法師は、お椀の舟で淀川をさかのぼって都へ向かう途中、宝積寺で修行を積んだとも伝えられています。

宝積寺の2月3日の節分会「星供結願護摩法要」は、1300年近い歴史がある伝統行事。転禍為福を祈祷したあと、5匹の鬼を追い払う「追儺式」や、七福神の豆まきなどが行われます。

 

宝寺 - 仁王門
最寄り駅からの道のりは、かなり急な坂道なので歩きやすい靴がおすすめ。

 

 

宝寺 - 手水舎

 

宝寺 - 閻魔堂
閻魔大王をまつる閻魔堂。迫力に圧倒される。

 

 

宝寺 - 小槌宮
打出と小槌、大黒天をまつる小槌宮。大黒天の祈祷を受けることもできる。

 

 

秀吉も運を授かった? 山崎の戦い

1582年(天正10年)6月2日に起こった本能寺の変。中国地方で毛利軍と戦っていた秀吉は、ただちに和議を結び、想像を絶する機動力で畿内へと駆けつけました。いわゆる「中国大返し」です。そして明智光秀との山崎の合戦では、この宝積寺に秀吉の本陣が置かれました。

 

宝寺 - 秀吉 出世石
秀吉が腰かけて、のちの世の構想を練ったといわれる「出世石」。

 

 

宝寺 - 秀吉 一夜の塔
山崎の合戦に勝った秀吉が、一夜で建てたといわれる「秀吉一夜之塔」。

 

 

天下分け目の天王山へ

天王山は標高約270メートル。宝積寺をはじめ山崎聖天や小倉神社にも登り口があります。少し登ると身体もぽかぽか。冬の澄んだ空気のなか、天下を望むのは壮観です。

 

天王山 - のぼり

 

天王山 - 陶板画
天王山のハイキングコースには、秀吉の天下取り物語を解説する陶板画が6基設置されている。

 

 

天王山 - 旗立松
天王山の7合目付近の「旗立松」。これに千成びょうたんの旗印を掲げると、秀吉軍の士気が上がって勝利を収めたという。

 

 

天王山 - 合戦の地
旗立松の傍には展望台があり、合戦の地を見渡すことができる。
宝積寺(通称 宝寺)
寺社名 宝積寺(通称 宝寺)
住所 京都府乙訓郡大山崎町大字大山崎字銭原1
電話番号 075-956-0047
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