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お茶の老舗「一保堂」で新茶を味わう

2017-06-08

京都の南部地域は、全国でも有数のお茶の生産地です。上品な香りが特徴の「宇治茶」は、古くから高級茶として知られてきました。5月に入り、今年もいよいよ新茶の季節に。上質で美味しいお茶がいただける、老舗日本茶専門店の一保堂さんを訪ねてみました。

 伝統の「宇治製法」で茶葉本来の香りと味わいを

京都市役所から寺町通を北へと進んでいくと、一保堂京都本店があります。1717年に茶や茶器などを取り扱うお店「近江屋」として創業し、その後皇族の山階宮より「茶を一つに保つように」と一保堂の屋号を賜りました。

一保堂さんでは、宇治製法でつくられた「京銘茶」を中心に取扱っています。茶葉は繊細で、気候の変化などによっても風味に影響が出るのだとか。その時々の茶葉の状態に合わせてブレンド(合組)し、昔から変わらない美味しいお茶を提供し続けているのです。

 

一保堂 - 本店
寺町通沿いにある一保堂本店。大きなのれんが目印。

 

一保堂 - 店内1
店内には様々な種類の茶葉が。茶葉の購入だけでなく、淹れたお茶をテイクアウトすることもできる。

 

一保堂 - 店内2
店内にはお茶を試飲できるスペースもある。

 

 

 淹れる時間から楽しめる喫茶室「嘉木」

一保堂さんではこだわりの茶葉などを販売すると共に、お茶の淹れ方や楽しみ方なども伝えています。お茶を美味しくいただくためには、茶葉はもちろん淹れ方も重要なポイント。本店には、喫茶室「嘉木(かぼく)」が併設され、淹れ方を教えてもらいながら様々なお茶を楽しむことができます。

喫茶室では、まず抹茶、玉露、煎茶、番茶の中から1種類を選び、次にその中からお好みの茶葉を選びます。今回は煎茶の新茶をいただくことに。しばらくすると、茶葉や急須のセットが運ばれてきました。

 

一保堂 - 喫茶室
本店の一角には喫茶室「嘉木」が。カウンター席やテーブル席が用意され、ゆっくりとお茶を楽しめる。

 

一保堂 - メニュー
季節限定メニューや平日限定メニューなども用意されている。

 

 

お茶の香りに包まれる至福の時間

煎茶は、1回につき大さじ2杯(約10g)の茶葉を使って淹れます。まず急須に茶葉を入れて、湯のみに熱湯をとり、約80度に冷ましてから急須に注いでいきます。通常の煎茶は茶葉が開くのを1分ほど待ちますが、新茶は若い独特の香りを楽しむために20秒で湯呑みへ。黄金色に輝く新茶が姿を表し、ふわりと爽やかな香りが広がりました。

大さじ2杯の茶葉で、3杯ほど美味しくいただけます。今の時期にしか味わえない新茶を、ゆっくりと楽しんでみませんか?

 

一保堂 - 新茶セット1
急須と2つの湯のみ、熱湯の入ったポット、時間を計るための時計が用意される。

 

一保堂 - 新茶セット2
お茶にはお菓子がセットになっていて、生菓子とお干菓子から選ぶことができる。
商品名:「新茶セット」918円(税込み)

 

一保堂 - 新茶セット3
2杯目以降は茶葉が開いているため、急須に湯を注いですぐ湯呑みへ。1杯目と2杯目の違いを味わってみるのもおすすめ。
一保堂茶舗 京都本店
店名 一保堂茶舗 京都本店
住所 京都市中京区寺町通二条上ル
電話番号 075-211-3421
URL http://www.ippodo-tea.co.jp/index.html

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。