読む

いけずな地元女子が教える、京都のグルメガイド

2016-11-17

ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ
京都やまちや 広報企画部 おもてなし課著
学研プラス刊 900円(税別)

 

紅葉シーズンに入り、京都の町は大賑わいです。
メジャーなお店はどこもいっぱい! 目当てのお店に入れなかった……
そんな悩める観光客にこそおすすめしたいのが、
『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』です。

『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』表紙
インパクト大の本の帯は、着物の帯のように見えるギミックが効いたデザイン

 

著者は京都やまちや 広報企画部 おもてなし課の女性社員2名。名前を聞いてもピンと来ないかもしれませんが、京都やまちやは、烏丸五条にあるちいさな通販会社。「京都の町を身近に感じてほしい」と四季折々の風景や味覚を発信しているFacebookの中から、人気のグルメ記事を厳選して編集・掲載されています。

 

『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』P74-75

 

このFacebook、実は3万7000いいね!を超えている、かなり人気のSNS。写真、文章は著者が自ら手がけ、彼女たちの目線で、ていねい綴られているのが特徴。「自分たちが食べて、美味しかったところしか紹介しない」という徹底ぶりなので、“ほんまに通っている”感じが文章や写真から伝わってきます。

 

『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』P10-11

 

この本の特筆すべきポイントは、エリア別で編集されているところです。

私もそうですが、「京都で美味しいお店を教えて」と聞かれることがよくあります。そのお店に行ってみたものの満席で入れなかったとき、「今いるところの近くで、ほかに美味しいお店は?」となりますよね。リアルタイムで誰かに聞けるといいですが、それができるとも限らない。著者は「そんなときにこそ役立つ一冊にしたかった」そうです。

 

『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』目次
「まんなかへん」「ひがしのほう」「にしのほう」「きたのほう」「みなみのほう」と、エリア別で紹介されている

 

10月に発売された本ですが、京都の大垣書店では地図ガイド部門で10月の月間1位を獲得したそう。“いけず”といわれる京都生まれ、京都育ちの地元女子が、ほんまに通って食べて、書いて、おすすめしているから人気なのでしょう。

1000円以下のおばんざいランチ、町家で食べられるパンケーキ、ほとんどメディアに載らない小さなカフェ、口コミで行列になった隠れた名店などなど、お店のバリエーションも豊か。全国にファンの多い、パンやラーメン店もおさえてあります。

 

『ええやん!京都 地元女子がほんまに通うぞっこんグルメ』P98-99

 

特に“雰囲気のいい町家のお店”の充実ぶりは、さすが女子目線のチョイスといったところ。情報が詰まっていますが薄くて軽い本なので、旅のお供に連れて行くと重宝しそうです。



この記事を書いた人

麦子
お酒と魚(肴)を愛する大阪人。「混ぜるなキケン」のルールのもと、ビール、ワイン、日本酒から2種までならちゃんぽん可。おいしいもの、うつわを求めて週末弾丸トリップも。マイブームは北陸と松山。