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着倒れ文化の土台、みすや針の「みすや忠兵衛」

2016-09-07

「京の着倒れ」という言葉があるくらい、ファッション文化とは関わりの深い京都。着物やアクセサリーといった完成品が注目されがちですが、それらを作る際に使う「道具」も、着倒れ文化を支える大切な存在です。今回は、手作りファンからも評判の「みすや針」を扱う老舗、「みすや忠兵衛」を紹介します。

みすや忠兵衛
住宅街にひっそりと佇む店舗。周囲にはいろいろな伝統工芸のお店もあるので、一緒に見て回るのもおすすめ。

 

 

ひそかな定番、手芸ファンおすすめの「みすや針」

既製品がほとんどを占める現代だからこそ、根強い人気を誇るハンドクラフト。その中でも、やはり「ソーイング(縫い物)」は定番の趣味として多くの人に楽しまれています。そして大作になればなるほど、欲しくなるのが良い道具。「みすや忠兵衛」さんの扱う「みすや針」は、そんな手芸ファンたちの中では有名な存在です。

 

みすや忠兵衛 - 針1
用途に合わせ、さまざまな種類のある「みすや針」。こういった道具たちに、京都の文化は支えられてきた。

 

 

みすや忠兵衛 - 針2
「みすや針」の針穴は、きれいな丸になっていて糸が通しやすいのだそう。隅々までこだわった道具が、縫い手の負担を軽減してくれる。

 

 

焼き入れにこだわった、しなやかな針

「縫いやすい針」にするためには、まずは折れたり曲がったりしないこと、素材を傷めないことが大切。とはいえ、ただ硬いだけでは脆くなってしまい、逆に柔らかすぎると、すぐに曲がってしまいます。「みすや忠兵衛」では、針の焼き入れ方法にこだわることで、「折れにくく、かつ、曲がりにくい」針に仕上げているそうです。

 

みすや忠兵衛 - 裁縫箱
「みすや針」の隣には、可愛らしい裁縫箱も。まるで宝物を入れた箱のような雰囲気で、趣味の時間がもっと楽しくなりそう。

 

 

クリエイティビティを刺激する、色とりどりの品ぞろえ

「みすや忠兵衛」さんが創業したのは文政2年のことだそう。現在では、「みすや針」の他にも布やリボン、クラフト用品を取り揃えており、総合的な手芸店として営業されています。

用途に合わせ、さまざまな種類に進化した「みすや針」。見ていると、新たな作品のアイディアがどんどん浮かんできそうです。少しずつ涼しくなるこれからの季節、おうちでゆっくり手芸タイムはいかがでしょうか。

 

みすや忠兵衛 - 箱外観
桐の箱に入ったソーイングセット(2300円)。かばんに入れておくのにも、ちょうどいい大きさ。

 

 

みすや忠兵衛 - 箱中身1

 

みすや忠兵衛 - 箱中身2
ソーイングセットの中身は、みすや針、糸、糸通し、はさみ、ピンクッションなど。外出中のトラブル補修にもお役立ち。

 

 

みすや忠兵衛 - 針3

 

京都松原 本御簾屋針本舗 みすや忠兵衛
店名 京都松原 本御簾屋針本舗 みすや忠兵衛
住所 京都市下京区松原通東洞院東入本燈籠町20
電話番号 075-365-0795
URL http://www.misuyabari.co.jp/

この記事を書いた人

たま
実家を出て、京都市内で暮らし始めて早2年。「一日一猫」ルールを自分に課し、日々、新たな猫がいそうな場所をうろついています。散歩が好きで、気付けば四時間ほど歩き続けていたことも。