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丹波七福神めぐり2

ハイキングにおすすめの丹波七福神めぐり

亀岡市千歳町の7か寺を巡拝する丹波七福神めぐりは、半日あればお参りできることから、日本一の早回り七福神と呼ばれています。のどかな景色を眺めながら、七福神めぐりを楽しんでみませんか。

亀岡の山すそを歩く丹波七福神めぐり

丹波七福神めぐりは、亀岡市千歳町の牛松山の山麓に建つ7か寺を巡拝するコース。5kmほどの道のりで、日本一早く回れる七福神めぐりと呼ばれています。のどかな田園風景や、桜名所の七谷川、亀岡盆地を見渡す高台など、景色の美しいハイキングコースとしても人気です。

丹波七福神めぐり1
山麓の寺院を巡るので、歩きやすい靴で出かけよう。レンタサイクルで巡るのもおすすめ。
丹波七福神めぐり2
ルート上には丹波七福神めぐりの道を示す札が随所に立てられている。七谷川沿いの公園には、七福神の石像もある。

神応寺の毘沙門天、養仙寺の布袋尊

丹波七福神めぐりの1番札所は、毘沙門天を祀る神応寺。毘沙門天は戦いの神様で、勝負運や財産、幸福を授けてくれるそうです。神応寺は花の寺とも呼ばれていて、境内には四季の花に彩られる石仏庭園があります。布袋尊を祀る2番札所の養仙寺は、寛政年間(1460~1466)創建のお寺。600体余りの布袋像が、国内外から奉納されています。

丹波七福神めぐり3 - 毘沙門天
神応寺の門前で毘沙門天が出迎えてくれる。
丹波七福神めぐり4
神応寺の石仏庭園。
丹波七福神めぐり5 - 布袋様
笑い声が聞こえてきそうな養仙寺の布袋様。

蔵宝寺の大黒天、金光寺の弁財天

3番札所は、福徳をもたらす大黒天を祀る蔵宝寺。蔵宝寺は古くは真言宗の寺院でしたが、江戸時代初期に禅宗寺院として再建され、妙心寺の末寺になりました。境内の薬師堂に薬師如来、地蔵菩薩、大黒天が安置され、安産と火除けの霊像として信仰されています。4番札所の金光寺は、江戸初期創建の、知恩院の末寺。財福と音楽、芸能の女神・弁財天が祀られています。

丹波七福神めぐり6 - 大黒天
福福しい頬の、蔵宝寺の大黒天。
丹波七福神めぐり7 - 弁財天
七福神唯一の女性の神様、弁財天を祀る金光寺。

耕雲寺の恵比寿天、極楽寺の寿老人

5番札所の恵比寿天が祀られるのは耕雲寺。開創は1620年頃とされていますが、詳細は不明です。恵比寿天は厄除け、攘災(じょうさい)、富貴如意のご利益があり、耕雲寺ではご縁日の1月15日に法要が行われます。6番札所の極楽寺には、不老長寿の寿老人が祀られています。極楽寺の十一面観音菩薩像は平安末期の作とされ、元は近隣の出雲大神宮に祀られていたもの。雨乞いの神事に使われていたと伝わります。

丹波七福神めぐり8 - 恵比寿天
耕雲寺の恵比寿天。境内からの眺望がすばらしい。
丹波七福神めぐり9 - 寿老人
鹿を連れた、極楽寺の寿老人。

東光寺の福禄寿

智証大師円珍が開創と伝わる東光寺には、福徳長寿をもたらす福禄寿が祀られています。東光寺で、丹波七福神めぐりは満願です。丹波七福神めぐりでは、特製色紙に御朱印を集めて回ることもできますが、より気軽にチャレンジするならスタンプラリーがおすすめ。観光案内書や現地で台紙を手に入れ、各寺院に置かれたかわいらしいスタンプを押します。巡礼でご利益をいただき、ハイキングで健康を手に入れる丹波七福神めぐりに出かけてみませんか。

丹波七福神めぐり10 - 福禄寿
東光寺に祀られる福禄寿は、長い頭がトレードマーク。
丹波七福神めぐり11
スタンプを全部そろえると達成感が得られる。

基本情報

  • 寺社名
    神応寺(毘沙門天)
    住所
    亀岡市千歳町毘沙門奥条17
    電話番号
    0771-22-1896
    URL
    http://www.eonet.ne.jp/~jinnouji/index.htm
  • 寺社名
    養仙寺(布袋尊)
    住所
    亀岡市千歳町国分南山ノ口17
    電話番号
    0771-23-0506
  • 寺社名
    蔵宝寺(大黒天)
    住所
    亀岡市千歳町千歳横井113
    電話番号
    0771-23-1820
  • 寺社名
    金光寺(弁財天)
    住所
    亀岡市千歳町千歳堂ノ下38
    電話番号
    0771-23-6513
  • 寺社名
    耕雲寺(恵比寿天)
    住所
    亀岡市千歳町千歳御所垣内3
    電話番号
    0771-22-2214
  • 寺社名
    極楽寺(寿老人)
    住所
    亀岡市千歳町千歳北所24
    電話番号
    0771-22-1103
  • 寺社名
    東光寺(福禄寿)
    住所
    亀岡市千歳町千歳上所41
    電話番号
    0771-22-7719

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。