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京山城屋・京七味づくり体験EC

オリジナルの京七味をつくろう

だんだんと肌寒くなるこの季節、温かい麺類や鍋料理などが恋しくなりませんか?それらにアクセントとして加えたいのが七味唐辛子。辛さや風味を自分好みにできる、京七味づくり体験を紹介します。

京料理に合うのが京七味

七味には料理を引き立たせる役割があり、それぞれの地域の食文化に合うよう、素材の種類や配合の割合が工夫されてきました。京七味は京料理に合わせて発展してきたものです。

京七味づくり体験は、八坂の塔(法観寺)にほど近い「京山城屋」さんで行われています。老舗乾物屋さんとあって店内には乾物がずらり。その一角で京七味づくり体験が行われます。

京山城屋1
京山城屋さん。緑ののれんが印象的。
京山城屋2
こだわりの乾物が並ぶ。乾物を使った簡単な和食の作り方も紹介されている。
こだわりの素材でつくる

京七味づくりでは、金胡麻をベースに唐辛子、焼唐辛子、ぶどう山椒、糸青のり、陳皮、芥子の実、麻の実を使用します。

まずはすり鉢で金胡麻を、やや食感を残すように軽くすりつぶします。続いて残り7種の素材を、はじめは指定された分量だけ加えて混ぜ合わせます。こだわって選び抜かれた素材は色鮮やかで香り高く、金胡麻の香ばしさと合わさり、京七味ならではの香りに。特にぶどう山椒が京七味の風味の決め手となっています。

京山城屋・京七味づくり体験1
唐辛子と焼唐辛子は辛味を、ぶどう山椒、糸青のり、陳皮は風味を、芥子の実と麻の実は栄養素を加える役割。
京山城屋・京七味づくり体験2
色とりどりの素材をすり鉢にひと通り入れる。麻の実はお好みで叩いて潰してもよい。
京山城屋・京七味づくり体験3
すり棒とすり鉢の両方をリズミカルに動かしながら混ぜ合わせる。
自分好みにアレンジ

配合した七味を、出汁に入れて味見。少し味見するだけで、辛さの加減や欲しい風味が自然と分かってきます。

「同じ辛さでも唐辛子はすぐに感じ、焼唐辛子は後から感じる」など、素材の特徴を教えてもらいながら、自分好みにアレンジ。配合が終われば、瓶に詰めて完成です。

オリジナルの京七味で、毎日の食卓に少しだけ変化を加えてみませんか?

京山城屋・京七味づくり体験4
温かい出汁で、七味を味見。口の中でふわっと風味が広がる。
京山城屋・京七味づくり体験5
スプーンやはけを使い、すり鉢の目に入ったものまで丁寧に瓶に詰める。

基本情報

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。