見どころ

京都を水害から守る日吉ダム

2018-07-25

梅雨や台風の大雨、夏の渇水などに立ち向かうべく人間が造りあげた構造物・ダム。保津川の洪水を防ぐ重要な役割を担った南丹市の日吉ダムを訪れ、ダムの魅力にせまってみましょう。

20周年を迎えた日吉ダム

京都と滋賀の府県境近く、京都市左京区の佐々里峠付近を水源とし、丹波高原を経て亀岡盆地から京都市内へ流れる桂川。川が大きく流れの向きを変える南丹市に、日吉ダムがあります。桂川は保津峡で川幅が狭まるため、その上流域である亀岡盆地がたびたび浸水被害に見舞われてきました。桂川の洪水、渇水を解決すべく、昭和36年に日吉ダム(当初は宮村ダム)計画がスタート。37年の歳月を経て、平成9年にダムが完成。翌年に管理が開始され、今年(2018年)で20周年を迎えました。

 

日吉ダム1
日吉ダムは、芝生広場や温泉、プールのある道の駅「スプリングスひよし」を併設している。広々としていて、ピクニックやキャンプに人気。

 

日吉ダム2
日吉ダムによってできた湖は、地元に伝わる天若日子の伝説にちなみ、天若湖と名付けられた。

 

 

学習施設でダムを知ろう

日本で初めて、ダムの堤体内部を見学する施設を設けた日吉ダム。堤体内に作られた、高さ・廊下の幅とも7メートルの広々としたインフォギャラリーでは、3つのテーマゾーンでダムの歴史や働きを紹介。洪水時にダムの水を放流するためのゲートも見学でき、圧巻の大きさを目の当たりにすることができます。また、近くにあるビジターセンターでも、水の恵みやダムの働きを学べます。

 

日吉ダム3
ダムの堤頂からの眺めは、一見の価値あり。円形の橋からは迫力ある放水が見られる。

 

日吉ダム - インフォギャラリー
インフォギャラリーへは芝生広場から、もしくはダムの堤頂から入る。洪水時のダムの働きや、ダムができる前の地域の様子を知ることができる。

 

日吉ダム - ジオラマ
ビジターセンターには日吉ダムのジオラマもある。洪水が起こる仕組みが視覚的に学べる施設だ。

 

 

ダム見学後のお楽しみ

ダム見学のお楽しみとして巷で話題なのが、「ダムカレー」と「ダムカード」。日吉ダムでは、スプリングスひよしで「日吉ダム」と「世木ダム」の、2種類のダムカレーを食べることができます。それぞれのダムカレーには、オリジナルのダムカードが付いているので、インフォギャラリーで配布されるダムカードと合わせて3枚のダムカードが入手可能。ダム訪問の記念に手に入れましょう。

 

日吉ダム - 日吉ダムカレー
お米をダムに見立て、特製ルーで天若湖、古代米で芝生広場、福神漬けで放水を表現。たまごは円形のふれあい橋を表している。
商品名:「日吉ダムカレー」918円

 

日吉ダム - 世木ダムカレー
クレストゲートのとんかつ、発電取水口のからあげ、自動水位計のちくわ天ぷらなど、世木ダムカレーはトッピングが豪華。 世木ダムは日吉ダム建設時に大部分が水没したものの、発電目的のダムとして機能し続けている珍しいダムだ。
商品名:「世木ダムカレー」980円

 

日吉ダム - ダムカード
上:日吉ダムのダムカードは、インフォギャラリーの受付か、管理事務所でもらえる。左下:世木ダムカレーのダムカード。右下:日吉ダムカレーのダムカード。
日吉ダム
施設名 日吉ダム
住所 京都府南丹市日吉町中神子ヶ谷68
電話番号 0771-72-0171(独立行政法人水資源機構 日吉ダム管理所)
URL http://www.water.go.jp/kansai/hiyoshi

スプリングスひよし
施設名 スプリングスひよし
住所 京都府南丹市日吉町中宮ノ向8番地
電話番号 0771-72-1526
URL http://www.springs-hiyoshi.co.jp

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。