祇園の伝統建築を改装したセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON 京都祇園店」。その一角にある「お茶と酒 たすき」では、アンティークな器で京都らしいお菓子やお茶を楽しむ、素敵な時間を過ごすことができます。
目の前に流れる白川のせせらぎを聞きながら、のんびりと時間を過ごしてみませんか?
思い出の品と物語をリレーするリサイクルショップ
祇園白川沿いに店を構える「PASS THE BATON」は、NEW RECYCLEをコンセプトとしたリサイクルショップ。愛用していたけれど使わなくなってしまった品物や、思い出の一品などを集め、持ち主の写真や品物にまつわるストーリーとともに紹介、販売しています。
店内は、白を基調とした和モダンなしつらいです。陶磁器や漆塗りの椀から、着物、和服用の飾りといったものにはじまり、洋食器、バッグ、クリエイターの作った商品など、和洋折中のアイテムがずらり。多彩な品々が陳列されていながらも、それぞれが調和し、お店全体の和の趣を崩していないのに驚かされます。
併設のカフェではんなりとくつろごう
店内にある、「お茶と酒 たすき」では、窓の外を流れる白川と、そこに枝を垂らす桜を見ながら美味しいお茶やお酒を楽しめます。メニューはお薄(抹茶)や麩まんじゅう、年中問わず販売しているかき氷などのお茶と甘味、さらにお茶漬けや丼などのお食事も充実しています。
たすきのもうひとつの魅力は、料理やお菓子を載せるその器。これらもすべて、かつて誰かが愛着を持って使っていた品々を再び利用しているのです。
料理やお菓子にあわせて、和洋取り混ぜた食器選びのセンスに思わずうっとり。
器のチョイスはお客さまごとに異なるので、訪れるたび、注文するたびに、どんな器が出てくるかとワクワクしながら待つことができます。
愛着をもって使い続けられた品々が気づかせてくれること
食べ物と器の取り合わせの楽しさや、愛着を持って使われた品々の魅力を十分に伝えてくれる、「たすき」のメニュー。食事やお茶を楽しんだ後に、再び「PASS THE BATON」の店内を回ると器や店内のあしらいを見る目が少し変わっているかもしれません。
また、「たすき」は夜9:00からはバーに変身。揺らめく蝋燭の灯りの下で、素敵な器とともにお酒を楽しむことができます。
祇園界隈を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ただし、人気店のため週末は行列ができることも。開店後やお昼時以外に余裕をもって訪問すると、ゆったりと時間を過ごせます。