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第3回松尾大社 酒-1グランプリEC

お酒の聖地で呑み比べ「第3回松尾大社 酒-1グランプリ」

全国に先駆けて「日本酒乾杯条例」が施行され、酒処・伏見を擁する京都市。

先日、お酒の神様が祀られる松尾大社では第3回の「酒-1グランプリ」が開催され、40の蔵元が集結。訪れた日本酒ファンがお猪口片手に利き酒を楽しみました。

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会場は全国の蔵元から仰がれている松尾大社

蔵元さんの神棚に必ずといっていいほど松尾大社のお札が飾られている、“お酒の聖地”での開催も今年で3回目。次世代の若い蔵元の集まり「若手の夜明け」を中心に、選りすぐりの蔵元が参加。地元京都からは伏見だけでなく城陽、丹後などから11蔵が自慢のお酒を出品しました。

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舞台は山吹が見ごろを迎えた松尾大社
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城陽酒造からは徳次郎 純米大吟醸と特別純米酒が登場

酒-1グランプリは昨年まで1部制の定員400人でしたが、あまりの人気ぶりに今年から2部制各回400人に拡大されました。利き酒をたっぷり楽しみ、好きな蔵を選んで投票できるこのイベント、結果発表・表彰式が観られる第2部のチケットは発売から10日ほどで完売したそう。

お酒が出そろう初夏の楽しみとして定着しつつあります。

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お猪口片手に利き酒三昧

参加者はリストバンドを手に付けて、お猪口とやわらぎ水(酔いのスピードをゆるめる、日本酒と一緒に飲むお水)を持って思い思いにお酒をもらってまわります。各蔵元から2~3種類ずつ提供されているので、好みの味を伝えておすすめを注いでもらいます。すべてを呑んでみる強者もいてビックリ。いったいトータル何盃呑んでいたのでしょうか。

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参加者はリストバンドを付けて参加

蔵元の人との会話が弾むのもいいところです。お酒造りのこと、蔵の様子などいろいろ聞くことができますし、仕込み水をやわらぎ水としていただくこともできます。味わった後は投票に向けてしっかりメモ。この日は気温も高く、ほろ酔いのご機嫌さんたちが時間いっぱいまで楽しんでいました。

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京都ではあまりお目にかからないお酒を求めて呑み比べる参加者たち
人気No.1は和歌山の『紀土』

最後に行われた結果発表・表彰式で選ばれた人気No.1は、『紀土』を醸す和歌山の平和酒造。昨年1位になった長野の伴野酒造は、反響がすごく杜氏さんのケータイが鳴りやまなかったそうなので、平和酒造も反響がすごそうです。

京都勢では、洛中にある『五紋神蔵』を醸す初参加の松井酒造が2位、3年連続表彰を受けた伏見で『月の桂』を醸す増田徳兵衛商店が3位でした。

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個人的には『月の桂 祝米・純米大吟醸のにごり酒』と『限定中汲み 辛口純米 五紋神蔵 KAGURA無ろ過生原酒』が好みの味だったので、双方の蔵元さんが表彰されてなんだかうれしく思いました。

今年の「酒-1グランプリ」は終わってしまいましたが、京都では日本酒電車が走ったり、ホテルや蔵元でイベントが行われたりと、日本酒ファンが気になるイベントが各地で行われます。

日本酒ファンは目を光らせてチェックしてください。

第3回 松尾大社 酒-1グランプリ
日時 2016年4月17日(日)
会場 松尾大社(京都市西京区嵐山宮町3)
URL http://sakeone.jp

この記事を書いた人

麦子
お酒と魚(肴)を愛する大阪人。「混ぜるなキケン」のルールのもと、ビール、ワイン、日本酒から2種までならちゃんぽん可。おいしいもの、うつわを求めて週末弾丸トリップも。マイブームは北陸と松山。