亀岡市の谷性寺(こくしょうじ)は明智光秀ゆかりの寺。この寺の門前に、約5万株の桔梗が咲き競う「ききょうの里」がオープンしました。紫や白、珍しいピンク色の桔梗の花を愛でに多くの人が訪れています。
花々が彩るききょうの里
JR亀岡駅からバスで約30分、湯の花温泉にほど近い山あいの集落にあるききょうの里で、桔梗の花が見ごろを迎えています。このききょうの里は、明智光秀の首塚が祀られる谷性寺の門前に広がる桔梗畑を会場に、例年6月末から7月中旬に公開されています。亀岡の特産品やとれたての野菜を売る直売所も設けられ、他府県からも多くの人々が訪れます。
光秀ゆかりの谷性寺
谷性寺は、「光秀寺」の通称を持つ、平安後期創建の真言宗の古刹。明智光秀が谷性寺の不動明王を信仰していたことから、死後に光秀の首をこの寺に葬ったとされています。光秀の家紋が桔梗であることから、いつしか供養のために桔梗が植えられるようになったそうで、境内を彩る桔梗の美しさから「桔梗寺」とも呼ばれるようになりました。ききょうの里開園期間中は、谷性寺の本堂で明智光秀展が開催されているので、併せて鑑賞しましょう。
紫陽花やルドベキアとのコラボレーションを楽しむ
ききょうの里には約5万株の桔梗が植えられています。一般的な紫色の桔梗をはじめ、白色やピンク色、八重咲のものなど、バラエティー豊かな桔梗の花畑は上品で優美。その他にも、ルドベキアや半夏生、紫陽花やアガパンサスなど様々な花が植えられ、桔梗と見事なコラボレーションを見せています。夏を彩る花々の美を愛でに、ききょうの里を訪れてみませんか。