今回は郊外まで少し足を延ばして八幡市へ。「紅葉寺」とも呼ばれる善法律寺に行ってきました。
石清水八幡宮のお膝元
善法律寺のある八幡市は、石清水八幡宮があることでよく知られる街。古くは京都から大坂へ向かう交通の要衝でした。今は当時の面影を街並みに残すのみですが、年末年始は石清水八幡宮の参拝者で賑わいます。
京都市内からは、京阪電車に30分ほど揺られて「京阪八幡市駅」へ。さらに徒歩10分ほどで目的の善法律寺です。
将軍家との関係が深い由緒ある寺院
善法律寺は、鎌倉時代に石清水八幡宮の社務であった善法寺宮清が、私宅を寺に改めたのが始まりとされています。宮清の子孫の善法寺通清の娘・紀良子は、室町幕府の3代将軍・足利義満の実母。義満をはじめ代々将軍が幾度も善法律寺に参拝したと伝えられています。
良子は善法律寺にモミジの木を寄進。境内は今も紅葉が美しいことから「紅葉寺」とも称されています。