もうすぐバレンタインデー。寒い冬を恋人と温かい気持ちで過ごしたい人、末永い良縁を待ち望んでいる人…そんな人におすすめの、縁結びに御利益のある社寺を紹介します。
源氏物語に出てくるようなドラマチックな恋がしたい!
竹林の小径をそぞろ歩けば見えてくる、古式ゆかしい黒木の鳥居。嵯峨野めぐりの起点として親しまれる野宮神社は、源氏物語にも登場する歴史ある社です。縁結びの霊験あらたかで、良縁を願う参拝者が引きも切らず訪れます。お参りして、光源氏の君をゲットしましょう。
八百屋のお玉さんのように玉の輿に乗りたい!
春のやすらいまつりで知られる今宮神社は、玉の輿に乗りたい人におすすめ。西陣の八百屋の娘から将軍の母にまで上り詰めた、徳川5代将軍綱吉の母・桂昌院にちなんだ、玉の輿お守りが授与されます。阿呆賢さんと呼ばれる石にもお願いして、最高の縁談を手に入れましょう。
寄り添う柳の枝のように、あの人と寄り添いたい!
六角堂は、正式には頂法寺という聖徳太子が創建したお寺。六角形のお堂の前に茂る大きな柳が、縁結びの不思議な力を持っています。平安時代、嵯峨天皇がお告げに従い六角堂の柳の元へ行くと、絶世の美女と出会ったそう。そこから縁結びの柳として、信仰を集めるようになりました。
連理の賢木のように睦まじい仲になりたい!
下鴨神社の末社である相生社(あいおいのやしろ)は、縁結びの神様を祀っています。相生社の側には、2本の木が途中で寄り添い、そのまま1本に結びついているという連理(れんり)の賢木(さかき)があります。神様の力で結びついた連理の賢木からパワーをもらい、素晴らしいご縁を結んでもらいましょう。
上手なラブレターであの人の心を射止めたい!
烏帽子に水干(すいかん)姿の二人組が売り歩くのは、懸想文(けそうぶみ)。懸想文とはいわゆるラブレターのことで、この代筆業者のことを懸想文売りと言いました。須賀神社に節分祭の2日間だけ現れる懸想文売りから懸想文を買い、誰にも知られずタンスや鏡台にしまっておけば、良縁に恵まれるそうです。