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六角堂「夜の特別拝観」EC

いけばなと光の幻想的な世界へ!六角堂「夜の特別拝観」

市内中心部にあり、「六角さん」の愛称で親しまれている六角堂。六角形をしたお堂が名前の由来で、いけばな発祥の地としても知られています。春の恒例行事、「夜の特別拝観」を訪れてみました。

聖徳太子ゆかりの六角堂

六角堂は、聖徳太子によって建立されたと伝えられる寺。正式名称は「紫雲山 頂法寺」と言い、本堂には秘仏の如意輪観音坐像が本尊として祀られています。

境内北側には、聖徳太子が沐浴したという池の跡があります。かつてその池の傍に僧侶の住坊があったことから、「池坊」と呼ばれるように。代々池坊が六角堂の住職を務め、仏前供花がいけばなに発展したと言われているのです。

六角堂1
オフィス街に佇む六角堂。六角形の屋根を重ねた特徴的な造りになっている
六角堂2
聖徳太子が沐浴したとされる池の跡。現在は人工池があり、太子堂が建てられている
春の3日間限定で行われる「夜の特別拝観」

2018年は4/13(金)~15(日)に、「夜の特別拝観」が行われました。明治維新から150年目になる2018年は、幕末から明治時代の作品を参考にした大作7点を展示。午後6時頃になると、境内に並ぶ灯籠に光が灯され、いけばな作品のライトアップが始まりました。夜の境内に浮かび上がるいけばな作品は、何とも幻想的。境内をぐるりと回りながら、それぞれ趣の違ういけばな作品を楽しむことができました。

六角堂 - 灯籠
約150基の灯籠が、境内を優しく照らしていた
六角堂 - いけばな1
しだれ桜を用いた華やかな「桜一色二株砂物」は、学院生らによるもの
六角堂 - いけばな2
元禄期の作風を拠所に作成された「松一色二株砂物」は、力強さを感じさせる作品
「縁結びの柳」で良縁を

本堂の前には、光に照らされた大きな柳の木がありました。かつて嵯峨天皇がこの木の下で妃と出会い結ばれたという「縁結びの柳」で、2本の枝を束ねておみくじを結ぶと良縁に恵まれるのだとか。この日もおみくじを結んだり、記念撮影をしたりする人でにぎわっていました。

また隣接する池坊会館では、4/13(金)~16(月)の期間に華道家の作品約1000点を展示した「いけばな展」も。訪れた人は、いけばなと光に彩られた境内で思い思いの時間を過ごしていました。

六角堂 - 柳
柳の枝には、たくさんのおみくじが結ばれていた
六角堂 - 鳩みくじ
夜の特別拝観を記念し、ピンク色をした「鳩みくじ」が数量限定で販売。鳩は幸福のシンボルとされている

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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。