京都の避暑地として有名な清滝は、四季折々の美しさを見せる景勝の地。初夏には新緑が輝き、蛍が飛び交います。文人も愛した清滝の自然を愛でながら散策してみませんか。
宿場町の面影が残る清滝の里
清滝は古くから愛宕神社参詣の宿場町として栄え、かつては宿屋や茶屋が軒を並べていました。今でも町並みに、宿場町の面影を見て取ることができます。清滝川沿いは紅葉の名所で、ハイキングコースとしても人気。都会の喧噪を離れ、川のせせらぎに耳を澄ませば心が癒やされます。
天然記念物の棲む美しい清滝川
清滝の清流には、さまざまな生き物が棲んでいます。天然記念物に指定されているゲンジボタルをはじめ、特別天然記念物のオオサンショウウオ、鳴き声の美しいカジカガエルなど、清らかな水にしか生息しない生き物ばかりです。美しい自然を壊さないように、そっと見守りましょう。
文人も愛でた美しい清滝
清滝には、さまざまな文人が訪れています。松尾芭蕉や与謝野鉄幹・晶子、徳冨蘆花などが逗留し、清滝の美しさを称えました。清滝散策の折には、川沿いにひっそりと建つ文学碑を巡ってみましょう。短い言葉に込められた、美しい清滝への賛美が味わえます。