冬の楽しみの一つがイルミネーション。澄みきった冬の空に輝くイルミネーションは、幻想的でロマンティックな気分にしてくれます。平安女学院では、今年も学生による「アグネスイルミネーション」が行われています。
歴史的建造物が並ぶ京都キャンパス
京都御所の西に、平安女学院の京都キャンパスがあります。創立140年以上の伝統ある学校で、キャンパス内にはレトロな煉瓦造りの建物が並んでいます。
烏丸通沿いに見られる聖アグネス教会は、1898年に建てられたもの。日本聖公会の聖堂として、そして平安女学院の礼拝堂として使われ、京都市指定有形文化財になっています。
また京都キャンパスができた当初からある建物が、明治館です。19世紀イギリスで流行した「アン王女様式」を取り入れた建物で、国の登録有形文化財に指定されています。同じく国の登録有形文化財に指定されている、特徴的な徽章やシンボルマークのレリーフを持つ昭和館や有栖川宮家旧邸の有栖館などが、教育施設として使われているのです。
12年目を迎えた「アグネスイルミネーション」
平安女学院では、毎年クリスマスシーズンに学生たちによる「アグネスイルミネーション」が行われています。今年のテーマは「煌めきの世界へようこそ!~It’s show time!!~」。昭和館と室町館の間の「アグネス通」では、校舎や木々に煌びやかイルミネーションが施されています。
室町館前ではサーカスをモチーフにした楽しいイルミネーションが見られます。可愛らしい象やピエロにカラフルなテント、平和へのメッセージが書かれたピースツリーなど、どれも作り手の温かさが伝わってきます。見ているとほっこりした気分になれそうなアグネスイルミネーションは、12/25(日)まで開催されています。