見る 見る一覧

犬好き必見の寺社めぐりEC

犬好き必見の寺社めぐり

2018年は戌年。犬は古くから人間のパートナーとして、生活に深く関わってきました。現代でも、犬はペットとして大人気。戌年にお参りしたい、犬好き必見の寺社を紹介します。

犬の親子にほっこり癒やされる

鳴滝の妙見さんとして親しまれる三宝寺が、戌年の今年、注目を集めています。参拝者のお目当ては、妙見堂参道に祀られる、かわいい犬の親子の石像。小宝犬と呼ばれています。北辰妙見大菩薩を祀る妙見堂は「戌の妙見さま」とも呼ばれ、開運厄除けや方除け、安産のご利益で信仰を集めてきました。おだやかな表情の母犬と、じゃれつく子犬の愛くるしさは必見です。

三宝寺
三宝寺の創建は寛永5年(1628)。妙見堂の本尊は開山の日護上人作と伝わる。
三宝寺 - 小宝犬
小宝犬の台座は十二支の方位盤。書かれた干支の前に立てば、その方向に面するように作られている。
弘法大師を導いた阿吽の犬

戌年ゆかりの寺院として外せないのが、泉涌寺の塔頭である即成院。即成院の本尊は、戌年生まれの守り本尊である阿弥陀如来。戌年生まれの方はぜひお参りしましょう。また、今年注目を集めているのは、境内の片隅に祀られている弘法大師と2匹の犬の像。生き生きとした表情の犬のかわいさに、思わず笑顔になりそうです。

即成院
弘法大師が修行をしていたとき、2匹の犬が現れ高野山へ導いたという。
即成院 - 阿形の犬
阿形の犬は、まるで遊びに誘うポーズを取っているかのよう。今にも動き出しそうな、躍動感に溢れている。
即成院 - 吽形の犬
吽形の犬は、利発そうな目で澄まし顔をしている。阿吽の犬を撫で、福徳を授かろう。
家族の一員のわんちゃんとお参りするならここ

近年は、犬は単なるペットではなく、大切な家族の一員と考える人も増えています。寺院や神社へのお参りも、やはり大切な家族と一緒にしたいもの。堀川通に面する水火天満宮は、動物連れの参拝OK。わんちゃんの肉球でスタンプを押す、健康祈願の色紙も用意されていて、参拝記念に人気です。

水火天満宮
水火天満宮は延長元年(923)創建と伝わる古社。醍醐天皇の勅願で、都の水害と火災を鎮めるために菅原道真の神霊を勧請し建立したという。
水火天満宮 - 足形色紙
水火天満宮の健康祈願の足形色紙は、肉球で足形を押し、持ち帰ってお守りにする。珍しいお守りとして、愛犬家の注目の的だ。

基本情報

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。