見どころ

剣鉾と神輿が練り歩く春日祭

2018-10-16

1200年の歴史を持つ西院春日神社の秋祭・春日祭が、2018年10月13日から14日にかけて斎行され、剣鉾や神輿の渡御を一目見ようと集まった人々でにぎわいました。

西院春日神社の秋祭

平安時代初期、淳和天皇の離宮である淳和院に、春日大社を勧請(かんじょう)したことが西院春日神社の起こり。10月第2土・日曜日に、春日祭と呼ばれる秋祭りが執り行われ、例年にぎわいを見せます。2018年は10月13・14日に開催。西院春日神社が面する春日通には両日の朝から夜まで露店が建ち並び、地元の住民から遠方からの観光客まで、多くの人が訪れました。

 

春日祭1
春日祭は平安時代から続く秋祭り。五穀豊穣と無病息災を祈る。

 

春日祭2
春日通(佐井通)は、2日間にわたって四条通から三条通にかけて歩行者天国になり、露店が建ち並んだ。

 

 

きらびやかな5基の剣鉾

日曜日には、鼓笛を演奏する勤皇隊や稚児などの供奉(ぐぶ)行列とともに、5基の剣鉾と2基の神輿が氏子区域を巡行します。祇園祭の鉾の原形であるといわれる剣鉾は御霊(ごりょう)信仰から生まれたとされ、神輿の前を巡行して霊を鎮めて一帯を清める役割を持っています。腰を落とした姿勢で絶妙なバランスを保ちながら鉾を揺すり、鈴を鳴らして歩く鉾差しの妙技は必見です。

 

春日祭3
きらびやかな黄金色の剣鉾。剣の土台に付けられた壮麗な飾りが目を引く。

 

春日祭4
秋空に剣鉾が映える。取り付けられた鈴を鳴らすことで、霊を鎮めるという。

 

 

剣鉾と神輿が交差点を周回する巴廻(ともえまわ)り

春日祭の神輿渡御は、総勢1000人という大規模な祭列が氏子区域を練り歩きます。中でもハイライトは、西大路四条交差点を封鎖して行われる「巴廻り」。剣鉾が清めた交差点内を2基の神輿が3周し、最後に差し上げを行います。重さ2トンという大きな神輿が高く差し上げられる様は圧巻。「ホイットホイット」のかけ声に合わせて沿道からは手拍子が起こり、一帯が熱気に包まれました。

 

春日祭5
江戸時代に造られた東組の神輿は重量約2トン。装飾も絢爛豪華。

 

春日祭6
同じく江戸時代に造られた、屋根に卯ノ鳥(うのとり)を頂いた西組の神輿。重量は約1.6トン。

 

春日祭7
迫力満点の差し上げ。沿道から拍手喝采が送られた。
西院春日神社
寺社名 西院春日神社
住所 京都市右京区西院春日町61
電話番号 075-312-0474
URL http://www.kasuga.or.jp/

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。