見どころ

京都随一の大きさを誇る御室大仏

2018-11-05

轉法輪寺(てんぽうりんじ)は、仁和寺の北東にある小さなお寺。京都一ともいわれる大きな阿弥陀さまが安置されています。御室大仏とも呼ばれる阿弥陀如来像にお参りしましょう。

知る人ぞ知る御室大仏

轉法輪寺は、宝暦8年(1758)に関通上人により開かれた浄土宗の寺院。都の西の果てにあたる北野下の森に建てられました。時代は下り、北野のかいわいもにぎやかになり、西の果てではなくなったため、昭和3年に、より西方に当たる御室へ移転し、現在に到ります。静かな住宅街にひっそりと佇む、知る人ぞ知るお寺です。

 

轉法輪寺1
轉法輪寺に参拝するには、通常は事前の連絡が必要。平成31年は「京の冬の旅」で特別公開が行われ、涅槃図が公開される。

 

轉法輪寺2
立派な鐘楼門が目を引く。大晦日の除夜の鐘は、参拝者も撞くことができる。

 

轉法輪寺3
庭園も美しく整備され、秋は紅葉が楽しめる。

 

 

阿弥陀さまにお参りしよう

本尊の阿弥陀如来像は、二丈四尺(約7.5m)の圧巻の大きさ。座像では京都一の大きさです。開山に合わせて開眼供養が行われた仏像で、北野から御室へ移転した時には大変な苦労をして運んだそう。本尊の阿弥陀さまの真後ろには、子ども姿の裸形阿弥陀如来立像も祀られています。

 

轉法輪寺 - 阿弥陀さま
渋みのある黄金色の阿弥陀さまは、眼差しが穏やか。

 

轉法輪寺 - 裸形阿弥陀如来像
裸形阿弥陀如来像は鎌倉期の作と伝わる。裸形像は日本に5体しかないそう。

 

轉法輪寺 - 御朱印
阿弥陀如来の御朱印がいただける。(300円)

 

 

さまざまな木魚は必見

京都随一の大仏さまの前に置かれた木魚は、縦横1.2m、高さ1mで、重さは約200kg。1本の木をくりぬいて作られた木魚で、日本で2番目の大きさだそうです。それを叩くバイの大きさも圧巻で、長さ1.3m、重さ4.5kg。この大木魚のほかに、蓮の花をかたどった木魚やどくろ型の木魚など、珍しい木魚を見ることができます。毎月行われる別時念仏会では、参拝者も木魚を叩いて念仏を唱えることができます。

 

轉法輪寺 - 木魚1
木魚はひび割れないように木材の芯の部分を避けて作られるので、巨大な木魚のもとの木は直径3m以上だという。低く響くいい音がする。

 

轉法輪寺 - 木魚2
大小さまざまな木魚が並ぶ。どくろ型の木魚は、叩くと軽い音がする。

 

轉法輪寺 - 木魚3
木魚の起源は、禅宗で時を知らせるために使われる魚板とされる。魚板を思わせる木魚。口の中に、叩くと出てくるという煩悩の珠が入っている。
轉法輪寺
寺社名 轉法輪寺
住所 京都市右京区龍安寺山田町2
電話番号 075-464-2668
URL https://tenpourinji.com/

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。