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矢田寺のかぼちゃ供養で中風除け祈願

2018-12-25

一年で最も夜が長くなる冬至。冬至にかぼちゃを食べると中風にならないという民間伝承があります。寺町三条の矢田寺では毎年12月23日にかぼちゃ供養が行われ、参拝者にかぼちゃが振る舞われます。

矢田寺のかぼちゃ供養

寺町三条の矢田寺は、正式には金剛山矢田寺といい、大和国(奈良県)の矢田寺の別院として平安初期に創建されました。本尊の矢田地蔵尊は代受苦地蔵と呼ばれ、地獄で亡者を救う地蔵尊として信仰を集めています。毎年12月23日にはかぼちゃ供養が行われ、本堂前には回向(えこう)された大きなかぼちゃが供えられます。

 

矢田寺のかぼちゃ供養1
多くの参拝者でにぎわった、矢田寺のかぼちゃ供養。

 

矢田寺のかぼちゃ供養2
本堂前には、お盆の送り鐘で知られる梵鐘が吊られている。

 

 

かぼちゃを食べて中風除け

例年多くの参拝者でにぎわいを見せるかぼちゃ供養。参拝者は、本堂に供えられたかぼちゃをさすり、中風除けや諸病退散を祈願します。当日の午前10時からは1000名分のかぼちゃ炊きの接待も行われ、本堂にお参りした参拝者に、ほくほくに炊かれたかぼちゃが配られました。

 

矢田寺のかぼちゃ供養3
本堂前に大きなかぼちゃが供えられる。

 

矢田寺のかぼちゃ供養4
参拝者らが次々にかぼちゃをさすり、中風除けや諸病退散を祈願した。

 

矢田寺のかぼちゃ供養5
お参りの後に、かぼちゃと温かいお茶がいただける。かぼちゃ炊きの接待が始まる10時には、参拝者の列が矢田寺前から姉小路まで伸びるほどのにぎわいだった。

 

 

持ち帰り用かぼちゃや限定御朱印も

大鍋で甘く炊かれたかぼちゃを求めて、多くの人々が列を成すかぼちゃ供養では、無料接待のかぼちゃの他に、有料で持ち帰り用のかぼちゃも用意されます。また、「南瓜炊」と書かれた、かぼちゃ供養限定の御朱印の授与もあり、参拝の締めくくりに御朱印を受け取る姿が多く見られました。

 

矢田寺のかぼちゃ供養6
家族揃って参拝できなくても、かぼちゃを持って帰ることができる。ぬいぐるみ地蔵さんのお守りもお土産にぴったり。
商品名:「持ち帰り用かぼちゃ炊き」500円、「ぬいぐるみ地蔵お守り」800円

 

矢田寺のかぼちゃ供養 - 御朱印
左はかぼちゃ供養限定の御朱印。お地蔵さまとかぼちゃが描かれている。右側は通常の御朱印。
商品名:「御朱印」各300円
矢田寺
寺社名 矢田寺
住所 京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町
電話番号 075-241-3608
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この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。