見どころ

伏見五福めぐりで開運招福

2019-01-11

伏見の五社寺をめぐり、開運を祈願する伏見五福めぐり。元日から15日までの松の内に行われ、多くの人々が色紙を携えお参りする人気の行事です。伏見をそぞろ歩いて福を呼び込みましょう。

勝運の乃木神社

明治天皇の御陵である伏見桃山陵のそばに佇む乃木神社は、明治期の陸軍大将・乃木希典(まれすけ)と静子夫人を祀る神社。乃木大将が日露戦争で武勲を上げた人物であることから、勝運の神様として信仰されています。境内には名水・勝水が湧き、乃木大将の復元邸宅や遺品を展示する宝物館などが建ち並ぶなど、見所が満載です。

 

乃木神社1(伏見五福めぐり)
大正5年創建の乃木神社。重厚な表門は四脚入母屋造で、門扉は樹齢3000年の紅檜の一枚板からできている。

 

乃木神社2(伏見五福めぐり)
勝水と勝ちま栗(勝栗)の祠。境内のえびす社の社頭には「幸せになり鯛」と名付けられた像がある。明治天皇に殉死した軍人を祀る神社であることからお堅いイメージを持たれがちだが、意外にユーモアに満ちている。

 

乃木神社 - 御朱印(伏見五福めぐり)
かわいい御朱印で注目を集めている乃木神社。絵は神職が消しゴムはんこで作っているそう。はさみ紙は翌月の御朱印の案内になっている。
商品名:「初詣限定御朱印(1月15日まで)」300円

 

 

霊水の湧く御香宮

神功皇后を祀り、安産守護で知られる御香宮神社。創建年は不明で、平安期に境内から香りの良い水が湧き出たことから、清和天皇より「御香宮」の名を賜りました。桃山期の建築様式の本殿は、重文に指定されています。拝殿とともに極彩色のきらびやかな彫刻が施され、つい時間を忘れて見入ってしまいそう。小堀遠州ゆかりの石庭など見所も多いので、時間に余裕を持ってお参りしたい神社です。

 

御香宮神社1(伏見五福めぐり)
伏見城の大手門を移築した表門は、本殿とともに国の重要文化財。

 

御香宮神社2(伏見五福めぐり)
絢爛豪華な装飾の拝殿。拝殿、本殿とも、平成に入って極彩色が復元された。

 

御香宮神社3(伏見五福めぐり)
御香水は伏見七名水の一つとして古くから知られていて、日本の名水100選にも名を連ねている。

 

 

島の弁天さん・長建寺

豊臣秀吉の伏見城築城に際して開削された宇治川派流。酒蔵が建ち並ぶ人気の撮影スポットのそばに、朱塗りの竜宮門が目を引く長建寺があります。開運や商売繁昌、諸芸上達のご利益で知られ、かつて中書島にあった遊郭で働く女性たちの信仰を集めたそう。弁財天が御本尊の寺院は京都でここだけで、島の弁天さんと呼び親しまれています。

 

長建寺1(伏見五福めぐり)
下構が大きく、上構の楼閣が小さい作りが珍しいとされる竜宮門。異国情緒を漂わせながらも、周囲の風景に溶け込んでいる。

 

長建寺 - 宝貝&おみくじ(伏見五福めぐり)
弁財天開運通宝のお守りは宝貝とも呼ばれ、経済運をはじめ、さまざまな運をもたらしてくれるそう。おみくじには和歌が書かれ、よく当たると評判。
商品名:「宝貝」700円、「おみくじ」200円

 

 

出世開運の大黒寺

空海開基と伝わる大黒寺は、もとは長福寺といい、豊臣秀吉をはじめ、武将たちから深く信仰されました。江戸初期に薩摩藩主からの命を受けた伏見奉行山口駿河守(するがのかみ)が、この寺を武運長久の祈願所に定め、大黒寺と改称。このことから、大黒寺は薩摩寺とも呼ばれたそうです。大黒天を祀り、出世開運や金運上昇のご利益で信仰を集めています。

 

大黒寺1(伏見五福めぐり)
大黒寺の本尊である聖観音立像と出世大黒天立像は、創立時に空海が安置したものだと伝わる。

 

大黒寺2(伏見五福めぐり)
境内の金運清水は平成13年に掘られた新しい井戸。大黒天にお供えする霊水で、金運や子孫繁栄のご利益があるという。

 

 

勝運と馬の社・藤森神社

神功皇后が兵具を埋めて塚を作り、軍旗を立てて神まつりをしたのが始まりとされる藤森神社。勝運の神様として多くの信仰を集めています。5月5日の藤森祭で行われる駈馬神事にちなみ、駈馬(賭馬)や勝馬のお守りが授与されるなど、競馬の勝運を祈る神社としても知られています。伏見五福めぐりで開運や勝運の神仏に巡拝し、素晴らしい1年を過ごしましょう。

 

藤森神社1(伏見五福めぐり)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)をはじめとする十二柱を祀る藤森神社。勝運のほか、御祭神の舎人親王(とねりしんのう)にちなんで学問の神様としても信仰されている。

 

藤森神社2(伏見五福めぐり)
ジョッキーや馬主などの競馬関係者、競馬ファンの人々からの信仰も篤い。

 

藤森神社 - 色紙&干支土鈴(伏見五福めぐり)
最初にお参りした社寺で色紙を受け、五社寺をめぐる(先着2000名)。干支の絵は伏見ゆかりのイラストレーターが手がける。すべてお参りすれば、干支土鈴が授与される。
乃木神社
寺社名 乃木神社
住所 京都市伏見区桃山町板倉周防32
電話番号 075-601-5472
URL http://nogi-jinja.jp/web/

御香宮
寺社名 御香宮
住所 京都市伏見区御香宮門前町174
電話番号 075-611-0559
URL https://gokounomiya.kyoto.jp/

長建寺
寺社名 長建寺
住所 京都市伏見区東柳町511
電話番号 075-611-1039
URL

大黒寺
寺社名 大黒寺
住所 京都市伏見区鷹匠町4
電話番号
URL

藤森神社
寺社名 藤森神社
住所 京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話番号 075-641-1045
URL http://www.fujinomorijinjya.or.jp/

この記事を書いた人

にっしー
音楽と文学をこよなく愛する関西人。母なる琵琶湖のほとりで生まれ育ち、京都に移り住んで十数年。バス停で困っている修学旅行生に道案内をするのが趣味。