秋から春にかけて咲く不断桜で知られる妙蓮寺で、初開催となるライトアップが行われています。夜闇に白く浮かび上がる石庭や、4人のアーティスト達による数々の作品を鑑賞できる妙蓮寺のライトアップに訪れてみませんか。
西陣の桜名所・妙蓮寺
妙蓮寺は永仁2年(1294)の創建。日像聖人に帰依した造り酒屋の柳屋が、五条西洞院の邸宅内にお堂を建立して妙法蓮華寺と称したのが始まりです。その後、移転をくり返し、現在地へは天正15年(1536)、秀吉の聚楽第造営に伴い移りました。境内には、10月から咲き始めて4月初旬に満開になる御会式桜(おえしきざくら)があり、参拝者の目を楽しませています。



アーティストの作品を鑑賞
上京区のお寺を舞台にした地域活性化プロジェクト「お寺まるごと美術館PROJECT」。これまでは妙顕寺で開催されていましたが、2019年春には妙蓮寺で初開催。襖絵や現代アートの展示が行われています。綴織(つづれおり)の伝統工芸士による屏風や、イラストレーターによる愛嬌のある妖怪のプロジェクションマッピングなど、思わず惹きつけられる数々の作品が昼の部、夜の部を通じて楽しめます。



幻想的なライトアップを楽しもう
2019年3月23日から4月9日にかけて行われている、妙蓮寺の春の宝物殿特別拝観&夜間ライトアップ。昼の部では、長谷川等伯の襖絵や寺宝の数々を公開。夜の部では、十六羅漢石庭や桜のライトアップが行われています。白砂が敷き詰められた十六羅漢石庭は、幻想的に白く輝き、SNS映えする写真が撮れそう。ライトアップ初開催ということもあり、それほど混雑していないので、ゆったり鑑賞できておすすめです。


