11月も後半に入り、木々も色づいてきました。紅葉に合わせて、今年も様々なお寺や神社で特別公開やライトアップが行われます。2014年に完成した東山の将軍塚青龍殿では、秋の夜間特別拝観が行われています。
東山の「将軍塚」に建つ青龍殿
将軍塚と言えば、京都有数の夜景の鑑賞スポット。東山山頂公園の展望台からは市内が一望でき、夜景はもちろん昼間も素晴らしい景色を楽しむことができます。
将軍塚は、都の鎮護のために天皇より将軍の像を塚に埋めるよう命じられたのが始まりと言われています。実際の将軍塚は、山頂の展望台からさらに進んだ天台宗・青蓮院門跡の飛び地境内の中に。将軍塚青龍殿が建つその場所には、高さ2m程にもなる大きな将軍塚が今に残されているのです。
大舞台からの大パノラマに感動
将軍塚青龍殿は、北野天満宮前にあった歴史的建造物の「大日本武徳会京都支部道場」が移築再建されたもの。中には日本三大不動画の一つである、国宝の青不動明王(複製)が安置されています。
青龍殿の奥には、圧巻のスケールの大舞台が広がっています。その大きさはなんと世界遺産・清水寺の舞台の約4.6倍。舞台からの景色も見事で、市内一望の大パノラマは思わず見入ってしまうほどです。
紅葉はまもなく見頃に
豊かな自然に囲まれた青龍殿では、四季折々の景色を楽しむことができます。特に美しいのが春と秋。庭園が桜や紅葉で色鮮やかに染まる様子は見物です。春と秋には夜間特別拝観が行われ、夜景と共にライトアップされた庭園を眺めることができるのです。
青龍殿の紅葉は市内よりも早く、まもなく見頃を迎えます。秋の夜間特別拝観は12/4まで。特別拝観でしか見られない素晴らしい景色を見に、将軍塚青龍殿を訪れてみませんか?