細川ガラシャゆかりの勝竜寺城公園は、地元の人々に愛される桜の名所。かつて勝龍寺城の本丸があった地の歴史に思いをはせながら、満開の桜の下でのんびりと花を愛でてみませんか。
細川ガラシャゆかりの公園
JR長岡京駅から南へ10分ほど歩いたところにある勝竜寺城公園は、細川忠興とガラシャが新婚時代を過ごした勝龍寺城の跡地に整備された公園です。長岡京ガラシャ祭のフィナーレを飾る婚礼の儀の舞台にもなる公園で、園内には忠興とガラシャの像や、ガラシャおもかげの水と名付けられた水道、細川家にまつわる資料が公開されている展示室などがあります。
勝竜寺城の面影をたどる
勝竜寺城公園内には、昭和63年の城跡の発掘調査で発見された遺構について記された駒札が随所に立てられています。勝龍寺城は、応仁の乱ごろから寺院の勝龍寺が臨時的な砦として使われるようになったことが起こり。戦国時代末期には恒常的な城になり、山崎の合戦では明智光秀が本陣を構えたそうです。本丸の井戸や土塁、門の跡などの駒札をたどり、在りし日の勝龍寺城の姿に思いをはせるのもいいですね。
満開の桜を愛でよう
勝竜寺城公園は桜名所として地元の人々に愛されています。公園を囲む土塁が桜並木になっていて、満開の頃には花見客でにぎわいを見せます。滝や小川を配した中央の庭園にも桜が植えられ、まるで公園全体が桜に包まれているよう。外堀から塀越しに見る桜も風情があります。見ごろを迎えている勝竜寺城公園で、優雅にお花見を楽しみましょう。