京都の珈琲の名店・前田珈琲は、どの店舗も個性的です。文博店は、旧日本銀行京都支店の建物である京都文化博物館別館内に。それも、元金庫室にあります。
モダンな煉瓦造りの京都文化博物館別館
設計は東京駅丸の内口駅舎なども手掛けた辰野金吾氏。京都の代表的な近代洋風建築で(明治39年建築)、1969年に国の重要文化財に指定されました。
別館から本館への案内に従って進むと、その途中に前田珈琲 文博店があります。
金庫室らしくないインテリアを楽しむ
お店の入口のドアは、以前の金庫室の扉がそのまま使われています。
金庫と聞くと密閉された空間をイメージしがちですが、店内は白い壁で天井も高く、とても開放的。ペンダント照明や赤いビロードの椅子などインテリアも、金庫室とは思わせない斬新なものです。
お店自慢のブレンドコーヒーと名物のパフェを
おすすめはスペシャルブレンド『龍之助』とカプチーノパフェ。
『龍之助』は、創業時に考案されて以来、愛され続けているというだけあって香りがよく、食事にも、甘いものにもよく合う上品なお味です。最初は何も入れずにそのまま、後でミルクを入れるのがツウの楽しみ方。
商品名:『スペシャルブレンド 龍之助』400円(税込)
『カプチーノパフェ』は、カプチーノ味のソフトクリームが主役。添えてある栗や黒豆、ビスコッティと一緒に口に運ぶと、また違った味わいを楽しむことができます。ふわふわのシフォンケーキや、ほろ苦いコーヒーゼリーはアクセント。もちろんコーヒーとの相性も抜群です。
文化の秋には、京都の名建築と、名店のコーヒーを味わう贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
商品名:『カプチーノパフェ』840円(税込)