京都大学の近く、今出川通は「古き良きカフェ」の宝庫。京大出身の有名作家が学生時代によく訪れたカフェもたくさんあり、カフェ コレクションはそのひとつです。有名作家の学生時代に思いを馳せながら、まるで昭和にタイムスリップしたような、一味違ったカフェタイムを過ごしませんか?
森見ファン必見の「聖地」はここにあり
カフェ コレクションには、今をときめく人気作家・森見登美彦氏もよく訪れていたとのこと。実際の京都を舞台とした作品が有名で、代表作の『四畳半神話体系』『有頂天家族』はアニメにもなりました。
森見氏がお気に入りのこのカフェ コレクションは、実は作中にも登場し、ファンの隠れた名物スポットになっているのです。
歴史を感じ、落ち着く店内
店内に入ると、いかにもレトロなインテリアがお出迎え。今はあまり見かけないタイプの、どっしりと重みのある机や、年月が染み込んだ椅子は、このカフェが辿ってきた歴史を物語っているようです。
本棚にはいろいろな本がギッシリ。学問や美術に関する本、ガイドブックなど、バラエティ豊かなラインナップで、本棚を眺めているだけでも楽しくなります。
それぞれのテーブルでは、難しそうな本を広げる人、議論を交わす人、そしてゆっくり食事を楽しむ人と、思い思いの時間を過ごしている様子。時間を気にせず、満足するまで長居できる雰囲気です。
ごはんもスイーツも、どちらも楽しめる豊富なメニュー
カフェ コレクションのメニューは種類が豊富。オムライスやパスタといった定番メニューから、あさり入りガーリックライス、いわしコンビーフライス、アンチョビピザなど、個性的なメニューまで揃っています。学生街らしく、ごはんメニューはどれも食べ応えばっちりのボリューム感です。
手作りパウンドケーキは、日替わりで常に5種類以上が店頭に並びます。お値段は250円とリーズナブル。テイクアウトもできます。
実在します! 名物メニュー
人気メニューは「トリ皮のバターライス」。森見氏が学生時代によく食べたというメニューで、作品ガイドブックにも掲載されたことがあります。
バジルをからめたバターライスに、鶏皮の唐揚げが混ぜ込まれたシンプルな一品。唐揚げはカリカリで、最高のおいしさです。ライス部分が主張しすぎないことで、唐揚げのおいしさが引き立っています。きっと森見氏が食べていた頃から、ずっと変わらないおいしさなのでしょう。
銀閣寺からも徒歩で来られるこのカフェで、至福のひとときを過ごしてください。