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コーヒーキオスク4

農場を眺めるコーヒーキオスク

コーヒーキオスク1

烏丸六角エリアにある「八百一本館(やおいちほんかん)」には、スーパーをメインに、レストラン、食にまつわる様々なショップが併設されています。屋上の農場を眺めるコーヒーキオスクは、知る人ぞ知る穴場スポットです。

自然に癒されるコーヒースタンド

3階のフレンチベースのカジュアルレストラン「セイボリー」に囲われた一画に「六角農場」があります。野菜や農業への関心を持って欲しいとの願いからつくられたこのスペース。緑の生い茂る小道を進んでいくと、奥にひっそりと佇むコーヒーキオスクがあります。ここではお菓子とドリンクが販売され、農場を眺めながらゆったりした時間を過ごすことのできる大きなベンチも。黒々とした土から顔をだす、色や形の様々な植物を見るのも楽しみのひとつです。二十四節気や季節ごとに収穫される野菜が刻まれたプレートがあったりと、農業への好奇心をくすぐる工夫がされています。

コーヒーキオスク2
夏には、期間限定のかき氷があることも。
コーヒーキオスク3
土や緑のにおいが漂い、自然の景色に癒されます。

有機栽培のコーヒーをいただく

コーヒーは、フェアトレードの有機栽培されたコーヒー豆を使用。カフェオレ(アイス)は、きりっとした苦みと濃厚なミルク感の絶妙な組み合わせ。飲み応えがあり、満足感のあるカフェオレです。近年いたるところで聞かれるようになったフェアトレードとは、発展途上国における生産者の生活向上を目的としたシステム。こうしたところにも農業への高い関心がうかがえます。その時々で異なるようですが、コーヒーにピッタリのラスクなどちょっとしたお菓子や、注文をうけてから生の果実を絞ってつくるフレッシュジュースもあります。つかの間、そこが街中であることを忘れて、自然を眺めながらのんびりとした雰囲気のなかでいただく一杯は、格別な味わいです。

コーヒーキオスク4
まろやかでコクのあるカフェオレ(アイス)350円
コーヒーキオスク5
ベンチに座ると、農場を背景に二十四節気が一望できる。

「食」をテーマにした多彩なショップ

「八百一本館」は、スーパーとは思えない高級感のある3階建ての建物で、1階は新鮮な青果を中心に、肉・魚・総菜が並び、四季折々の京野菜も豊富に取りそろえられています。2階は、河原町三条で人気の生活雑貨を扱うショップ「アンジェ」、こだわりの野菜で作るおばんざいがいただける「きょうのおかず」、ソムリエのいる酒店「前田豊三郎商店」などがあり、実に多彩な顔ぶれ。高品質な生鮮食品はもちろんのこと、京都と食にまつわる雑貨なども手に入り、お土産を探しにいくのもおすすめです。

コーヒーキオスク6
「八百一」の農業を通じた様々な取り組みがわかる。
コーヒーキオスク7
1階から2階へと続く吹き抜けの空間。

基本情報

この記事を書いた人

元伊佐
東京生まれ。京都在住。あらゆるジャンルの音楽を聴きます。美味しいコーヒーを求めて喫茶店巡り。散歩しながら神社仏閣へ。