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雨の日こそ訪れたい、藤森神社のあじさい苑

伏見区にある藤森神社で、今年もあじさい祭が行われました。1500坪の広大なあじさい苑には、3500株ものあじさいが咲き誇ります。最近では、日本刀・鶴丸国永にゆかりのある地として「刀剣女子」達からも注目を浴びている藤森神社。今回はその魅力をご紹介します。

あじさい祭

1800年の歴史を持つ、皇室とも関わりの深い神社

藤森神社のおこりは、なんと西暦203年。戦からお帰りになった神功皇后が、軍旗を立てて兵具をおさめ、祭祀を行ったのが発祥と言われています。そして毎年5月5日に行われる藤森祭は、菖蒲の節句のはじまりとなった祭。平安京に都が移るまえから祀られている、歴史ある神社です。

あじさい祭 - 神事1

あじさい祭 - 神事2
毎年、6月15日に行われるあじさい祭。献花と献茶の儀式が執り行われる。
カメラが趣味の人にもおすすめ、フォトジェニックな苑内

敷地内にはあじさい苑が二つあり、色とりどりのあじさいを見ることができます。もちろん、晴れた日でも楽しむことができますが、おすすめは雨の日。花びらに光る雨のしずくや、葉っぱの上のかたつむりといった風情のある光景がみられます。

藤森神社 - あじさい苑1

藤森神社 - あじさい苑2

藤森神社 - あじさい苑3
苑内はかなり広く、一周するだけで夢見心地になってしまいそう。道はぬかるんでいることが多いので、スニーカーなどで行くのがおすすめ。また、蚊への対策として、長袖・長ズボンを着ていきたい。

藤森神社 - あじさい苑4

藤森神社 - あじさい苑5

藤森神社 - あじさい苑6
かたつむりが多く見られるのは雨の日。晴れの日にはなかなか見つけることができない。
「鶴丸国永」ファン必見のイベントも

藤森神社には、ゲームで一躍有名になった、日本刀「鶴丸国永」が納められていた時期もあるとか。残念ながら現在はここにありませんが、鶴丸にちなんだお守りや御朱印帳、さまざまなイベントも行われているそうです。皇室から庶民まで、古くから多くの人の崇敬を集める藤森神社。あじさいの美しいこの季節に、ぜひ足を運んでみてください。

藤森神社 - あじさい苑7

藤森神社 - あじさい苑8

藤森神社 - あじさい苑9

基本情報

この記事を書いた人

たま
実家を出て、京都市内で暮らし始めて早2年。「一日一猫」ルールを自分に課し、日々、新たな猫がいそうな場所をうろついています。散歩が好きで、気付けば四時間ほど歩き続けていたことも。