伏見区にある藤森神社で、今年もあじさい祭が行われました。1500坪の広大なあじさい苑には、3500株ものあじさいが咲き誇ります。最近では、日本刀・鶴丸国永にゆかりのある地として「刀剣女子」達からも注目を浴びている藤森神社。今回はその魅力をご紹介します。
1800年の歴史を持つ、皇室とも関わりの深い神社
藤森神社のおこりは、なんと西暦203年。戦からお帰りになった神功皇后が、軍旗を立てて兵具をおさめ、祭祀を行ったのが発祥と言われています。そして毎年5月5日に行われる藤森祭は、菖蒲の節句のはじまりとなった祭。平安京に都が移るまえから祀られている、歴史ある神社です。
カメラが趣味の人にもおすすめ、フォトジェニックな苑内
敷地内にはあじさい苑が二つあり、色とりどりのあじさいを見ることができます。もちろん、晴れた日でも楽しむことができますが、おすすめは雨の日。花びらに光る雨のしずくや、葉っぱの上のかたつむりといった風情のある光景がみられます。
「鶴丸国永」ファン必見のイベントも
藤森神社には、ゲームで一躍有名になった、日本刀「鶴丸国永」が納められていた時期もあるとか。残念ながら現在はここにありませんが、鶴丸にちなんだお守りや御朱印帳、さまざまなイベントも行われているそうです。皇室から庶民まで、古くから多くの人の崇敬を集める藤森神社。あじさいの美しいこの季節に、ぜひ足を運んでみてください。