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日向大神宮EC

紅葉の隠れ名所「京のお伊勢さん」へ

京都最古の宮は、紅葉の時期もゆっくり散策できる隠れ名所。かつて東海道を往来する旅人が道中の安全を祈願し、伊勢神宮代参の宮でもあった「京のお伊勢さん」、日向大神宮を紹介します。

内宮、外宮、さらに天の岩戸をくぐって開運厄除け

5世紀末、顕宗天皇の治世に創建された日向大神宮。伊勢神宮と同じ天照大御神を祀っています。天智天皇は日向大神宮に神田を寄進し、神域の山を日御山(ひのみやま)と名付けました。応仁の乱で焼失しましたが再興。1500年以上にわたって、日向大神宮は京都を見守り続けてきました。

日向大神宮 - 一の鳥居
地下鉄蹴上駅から三条通りを、ねじりまんぽや南禅寺と逆の山科方面に少し歩くと、一の鳥居が現れる。
日向大神宮 - 外宮
まずは外宮をお参りしよう。社殿は、伊勢神宮と同じ神明造。高床式倉庫から発展した様式と考えられている。
日向大神宮 - 内宮1
勾玉池にかかる橋を渡り、階段を上ると内宮。
日向大神宮 - 内宮2
内宮には天照大御神と、その3人の娘である女神が祀られている。
日向大神宮 - 影向岩
神様が降臨するといわれる影向岩(ようごういわ)。
日向大神宮 - 岩戸へ
影向岩のわきにある山道を少し上がると、天の岩戸に出る。
日向大神宮 - 天の岩戸
洞窟内に戸隠神社を祀る「天の岩戸」。くぐり抜けると心身の穢れが払い清められ、開運のご利益が授かるという。
日向大神宮 - 南禅寺へ
山を越えて40分ほど歩くと、南禅寺方面に至る。

日向大神宮 - 福土神社

日向大神宮 - 絵馬
縁結びの社、出雲大社の大国主命を祀る福土神社。良縁祈願の皿に願いごとをしたためて奉納する。
神聖な山を彩る紅葉

日向大神宮の周りにある山は神域となっていて、杉や桧の老樹が生い茂るなか、野鳥のさえずりが響き渡ります。桜やツツジなど四季を通して美しい自然に恵まれ、豊かな緑に映える紅葉の美しさは格別。山間の谷間にあるため日が暮れるのが早く、午前中の参拝がおすすめです。

日向大神宮 - 手水舎

日向大神宮 - 橋と紅葉

日向大神宮 - 紅葉

伊勢神宮を遙拝する特別な場所

天の岩戸とは逆方向にある山道を15分ほど上がると、「伊勢神宮遙拝所」があります。伊勢神宮のある南東に向かって遙拝し、振り返ると京都市内を一望。日向大神宮は、1500年以上にわたって京都を見守り続けてきたのです。

日向大神宮 - 遙拝
伊勢神宮のある南東に向かって遙拝。

日向大神宮 - 京を一望

伊勢神宮と日向大神宮の遙拝所を結ぶ直線の延長上には緑豊かな御所、さらに左大文字や船岡山などのパワースポットがあります。古来、日向大神宮は伊勢神宮からのパワーをお迎えして御所へ送る役割を担っていたといわれています。

基本情報

この記事を書いた人

Miki
緑と海が好き、身体を動かすことが好き、食べることが大好き、食欲もりもり天然人。