北山にある府立植物園は、四季折々の草花が楽しめる憩いのスポット。クリスマスシーズンを迎え、今年もイルミネーションが始まりました。自然を生かした、植物園ならではのイルミネーションの様子をお届けします。
クリスマスカラーに輝くくすのき並木
京都府立植物園の名物の一つがくすのき並木。正門を入ったすぐ右手には、樹齢100年にもなるくすのきの大木が園路に沿って約200mも続いています。イルミネーションでは、並木道全体が下からのライトで照らし出されています。まるで光の波が通り過ぎるかのように、並木道の端から端へと滑らかに色が変化していく様子は圧巻です。他にはないダイナミックなイルミネーションを、ぜひ体感してみましょう。
見どころがいっぱいの園内を散策
北山門前では、噴水と木々の美しいイルミネーション。色鮮やかに照らされた噴水が水しぶきを上げ、光で彩られたトウカエデの木が水面に映り込みます。幻想的なイルミネーションに、思わず見とれてしまいそうです。
また観覧温室前のイルミネーションも見逃せません。クリスマスツリーを思わせる大きなツリーが並び、可愛らしいトナカイのソリが。実際にソリに座ることもでき、人気の撮影スポットになっています。
観覧温室でクリスマス気分に
夜間開室されている観覧温室にも立ち寄ってみましょう。温室は8つのエリアに分かれ、鬱蒼と木々が生い茂るジャングル室や、大きなサボテンが並ぶ砂漠サバンナ室などで珍しい植物が見られます。そして温室内では今の季節にぴったりの「ポインセチア展」。約100品種ものポインセチアがずらりと並び、白やピンクなどの珍しい種類のものも見ることができます。
また正門近くの植物園会館展示室では、ハンドベルやジャズなどのミニコンサートも行われます。クリスマスイブには、なんとフィンランドからサンタクロースが来園予定!子どもから大人まで楽しめる植物園のイルミネーションは、12/25(日)まで行われています。