6月の平安神宮 西神苑では、様々な色や形をした花菖蒲が咲いています。池には「八ツ橋」が架けられ、花菖蒲を間近で楽しむことができました。
平安遷都当時の大内裏を再現
平安遷都1100年を記念して、1895(明治28)年に桓武天皇を祭神とする平安神宮が創建されました。その社殿は、794年に遷都された当時の平安京の正庁、朝堂院を8分の5の規模で再現したものです。1940(昭和15)年には、平安京最後の天皇となった孝明天皇も合わせ祀られました。
趣の異なる4つの神苑をめぐる
平安神宮には南・西・中・東の4つの神苑があり、「細雪」にも登場する春の紅しだれ桜、初夏の杜若や花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の風情を楽しむことができます。明治時代を代表する池泉回遊式庭園で、「植治」と呼ばれ東山界隈に多くの名園を残した七代目小川治兵衛によるもの。国の名勝にも指定されています。