弊社のすぐ近く、東洞院六角に新しくスイーツのお店がオープンしました。その名も『パティスリー 洛甘舎』と、おしゃれかつ京都らしい雰囲気。期待に胸をふくらませ、さっそく訪れてみました。
間口の広さは控えめですが、ブランドショップのような洗練されたディスプレーで存在感を放っています。店内は開放感たっぷり。高級感もあって、とても気分よくスイーツのお買いものができます。
お店のコンセプトは「“和”とのコラボレーション」。洋菓子店の基本アイテム・シュークリームは、定番の「カスタード」のほか「きなこ」「黒ごま」と、珍しいラインナップです。食べごたえのあるサクサクの生地に、クリームがしっかり入っています。どの種類も素材が活かされ、風味豊かです。
今回セレクトした他の生ケーキは、「古町(こまち)」「ほうじ茶ヴェリーヌ」「カシスオレンジ」の3種です。
「古町(こまち)」は、いわゆるモンブランだと思いきや、これまでに出会ったことのない深みのある味わい。それもそのはず、マロンムースの部分に醤油が使われているのです。隠し味にまで和とのコラボレーションが工夫されています。ちなみに上の層はきなこムース、下の層がマロンムースです。
「ほうじ茶ヴェリーヌ」は、ほうじ茶のゼリーと餡、バニラが香るムース、黒豆の重ね技。バニラに和のテイストを調和させた斬新な作品です。
「カシスオレンジ」は、カシスの酸味に、時折あらわれる甘みがアクセント。酸味に慣れたころにトッピングのオレンジピールを食べると、それぞれの美味しさがまた強調されます。飲みものにはコーヒーがおすすめ。コーヒーの苦みとカシスオレンジの酸味は相性抜群です。
ほかにも個性的なケーキがたくさんあり、一つひとつ順番に味わってみたいという衝動にかられます。想像を超える和とのコラボレーションが楽しみです。