「京都らしさ」の代表格である町家。職住一体型のこの建物は、少しずつ手を加えられながらも京都の地に歴史の香りを残しています。東山区にある「市川屋珈琲」も、そんな町家改装のカフェのひとつ。オープンしたてのお店で、まったりコーヒータイムを満喫してきました。
![市川屋珈琲 - 店舗外観](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya01.jpg)
伝統と今をつなぐ、窯元の家
東山区といえば、伝統工芸の「清水焼」が有名。比較的小規模な窯が多く、職人ひとりひとりの個性が出やすいのが特長です。「市川屋珈琲」の入っている町家も、もとは窯元。使われているカップも、職人の手作り品というこだわりようです。
![市川屋珈琲 - 壁](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya03.jpg)
![市川屋珈琲 - 物販](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya04.jpg)
自然光が心地よい、落ち着きの空間
店内は、吹き抜けから差し込むやわらかな日光で満たされています。足元の三和土(たたき)は、ワークショップでお客さんと一緒に固めたものだとか。土、木、光……自然のものに囲まれながらいただくこだわりのコーヒーは、まさに「贅沢」のひとことです。
![市川屋珈琲 - 床](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya05.jpg)
![市川屋珈琲 - 席2](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya07.jpg)
![市川屋珈琲 - 坪庭](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya09.jpg)
![市川屋珈琲 - 喫煙所](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya10.jpg)
職人の腕を感じさせる、至福の一杯
そして、ひときわ強い存在感を放っているのが、コーヒー豆の巨大な焙煎機。こんなサイズの焙煎機は、なかなか見かけることがありません。店主は、京都市内の有名店で修業を積んだ方だそう。陶芸とコーヒー、ジャンルは違えど、歴史ある建物には今も「職人」の仕事が息づいています。
![市川屋珈琲 - 市川屋ブレンド](https://kyototwo.jp/wp-content/uploads/2016/05/ichikawaya13.jpg)