東山三十六峰のひとつ、吉田山の中腹にある吉田山荘。敷地内の「カフェ真古館(しんこかん)」で、緑に包まれた穏やかなひとときを過ごしました。
和と洋が融合した、総桧造りの山荘
吉田山荘は、昭和天皇の義弟である東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられ、戦後は料理旅館になりました。「表唐門」をくぐると、出迎えてくれたのは紅葉の木々。すでに色づき始めた枝もあります。




木の温もりが感じられる「カフェ真古館」へ
大きな木のそばにある「カフェ真古館」の建物は、建設当初は車庫だったもの。紅葉が色づく頃は混み合うお店も、今は静かです。お昼どきに行ってみると、豊かな空間をひとりじめできました。




「吉田山荘」女将さんの筆による、季節の和歌
柔らかい食感の「お福もち」は、有機農法による十六穀米・もち玄米・小豆をたっぷり使用したもの。黒みつときな粉がついています。卵や乳製品を使わず、100%のカカオマスと豆腐を使用したチョコレートケーキのセットや、お福もちのぜんざいもあります。

商品名:紅茶とお福もちのセット 1,296円(税込)

現代語訳は「風が吹くと、蓮の水面に浮かぶ蓮の葉に波の玉が越えて涼しくなった。この夕暮れに鳴くひぐらしの声も聞こえる」。