国内外を問わず、多くの人々が訪れる西本願寺。世界遺産にも指定される一方で、地元の人からは「お西さん」の愛称で親しまれています。そして今回、そんな西本願寺の境内に、「本願寺 おてらかふぇ & まるしぇAKARI(あかり)」が期間限定でオープン。ミシュランお墨付きのシェフ唐渡氏の料理と、京都を代表する逸品が同時に楽しめてしまう、贅沢な空間になっています。
8ヶ月にわたる法要、「伝灯奉告法要」
10月1日から、西本願寺で営まれる「伝灯奉告法要」。これは2014年、第25代門主となられた専如(せんにょ)門主が、「法灯(浄土真宗の教え)」を継承されたことを内外に広くお披露目するための法要です。法要は2017年の5月末まで80日間営まれますが、「おてらかふぇ & まるしぇAKARI」は年末を除きオープンします。
ミシュランお墨付き、やさしい味わいのフレンチ
カフェを監修しているのは、大阪・心斎橋のフレンチレストラン「リュミエール」オーナーシェフ唐渡泰氏。「リュミエール」はミシュランガイドで、なんと7年も連続して星を獲得しているのだとか。そんなシェフ唐渡氏の料理のテーマは「野菜の美食」。野菜を中心に組み立てられたメニューで、「美味しさと健康の両立」を目指しています。
パリの香りを感じる、老舗「ダマンフレール」の紅茶
カフェ内で提供される紅茶は、フランスの老舗「ダマンフレール」のもの。その歴史は1692年、ルイ14世の時代から続いているといいます。パリ市といえば、京都市と姉妹都市提携も結んでいる、縁の深い場所。唐渡シェフのフレンチ料理と合わせ、ぜひ味わいたいポイントです。
名店が大集合、バラエティ豊かなマルシェ
いっぽうマルシェには、「井筒八ツ橋本舗」や「俵屋吉富」、お漬物の「西利」など、京都といえばこのお店、といった名店の品々がズラリ。グルメはもちろん、「みすや忠兵衛」のみすや針や「お箸のおおした」の箸など、工芸品のラインナップも豊富です。見た目がかわいらしいものも多く、お土産にしても喜ばれそうです。
いちょうの下でひと休み、人々の縁をつなぐ場所
樹齢400年をこえるという、大銀杏のもとにオープンした「AKARI」。きっと多くの人が集い、体と心を休めていく憩いの場所となることでしょう。オープン期間は2017年の5月31日まで。ぜひこの機会に、西本願寺を訪れてみてください。