いつも多くの人で賑わっている新京極商店街に、フクロウと触れ合えるスポットが誕生しました。最近ではペットとしても人気が高まってきているフクロウですが、直接見られる場所はまだまだ多くはありません。今回は、新たな見どころ「京都のフクロウの森」をご紹介します。
階段をのぼって「非日常」へ
「京都のフクロウの森」は、四条通から新京極商店街へ入ってすぐ、電車の形をしたお店の2階にあります。小さなお店が並ぶ商店街の中でも、迷うことなく見つけることができるでしょう。看板を目印に階段をのぼると、そこには非日常への入り口が待っています。
まるで本物の森にワープしたような、静かな空間
お店に足を踏み入れて初めに気づくのが、変わった床の感触。足元を見てみると、なんと、木のチップが敷き詰めてあるのです。まるで雑木林に迷い込んだようで、ここが商店街の中だということを完全に忘れてしまいます。入り口のレジで入場料を払い、フクロウの触り方などの注意事項を聞いたら、いざ探検開始です。
個性豊かなフクロウたち
レジの隣で、さっそく迎えてくれるのはワシミミズクの「ウォルト」。音も立てず、鳴き声もあげずにじっとこちらを見つめる姿は、まさに「森の賢者」という異名がぴったりです。あまりに静かなので、すぐ隣の木に留まっていても、一切その気配に気付かないほど。可愛らしい顔をしていても、さすがは猛禽類。ハンターの素質にあふれています。
中央でひときわ目を引くのは、シベリアンワシミミズクの「ホワイト」。こちらが歩くのに合わせて、くるりと首を回します。そっと背中を撫でてみると、ほんのりとした暖かさと、ふわふわの羽毛の感触が伝わってきます。こんなにも接近できる機会は、動物園でもなかなかありません。
店内にいるフクロウは、合わせて11羽。とても小さなコノハズク、お面のような顔が個性的なメンフクロウ、『ハリー・ポッター』シリーズで有名になったシロフクロウなど、様々なフクロウ達が次々に目を楽しませてくれます。ベンチや椅子も置かれているので、何時間でも滞在できそうです。
充実のおみやげショップ
フクロウ達との夢の時間が終わったら、1階のおみやげショップをチェック。本物そっくりのぬいぐるみは、プレゼントにしても喜ばれそうです。木彫りからバッグまで、色々なテイストのグッズが揃っているので、お気に入りの一品が必ず見つかるはず。商店街の散策コースにぜひ加えてみてください。