ご縁あって先斗町「鴨川をどり」の取材をさせていただいた私。
最後はやはり鑑賞リポートで締めくくりたく、行ってきました。
→特集はコチラへ
先斗町だけでなく、木屋町、河原町のそこかしこに鴨川をどりの提灯が。これだけでも気分が高まってきます。今回はお茶券が付いた特別席で観せていただきますが、当日券も購入できます。外国人観光客もいっぱい! みんな一様に興奮気味です。
お茶席では芸妓さん舞妓さんのお点前で抹茶とお菓子をいただきます。鴨川をどりは、立礼式(りゅうれいしき)といわれるテーブルと椅子を用いて点てられる椅子点前(いすてまえ)。ドキドキしながらもおいしくいただきました。お皿は持ち帰れます。
会場は1階、2階席ともにほぼ満員。
第一部の「芙蓉(はなすがた)西遊記」は、セリフがあってユニークな動きながらもどこかしなやかさが漂っています。さすがは芸妓さん。ぐんぐん惹き込まれます。
第二部の「艶姿花挿櫛(しきくらべはなのかんざし)」は、振付・演出を手がけられた尾上菊之丞さんにお聞きしていたとおり、かんざしや櫛の“挿し物”からいろいろな物語が感じられ、想像が掻き立てられます。
さらに、地方(じかた)さんの三味線や長唄等の生演奏がかっこいいんです! 情緒たっぷりに踊る芸妓さん、愛らしい舞妓さんと地方さんの共演は見応え、聴き応えがありました。
芸妓さん、舞妓さんは芸を極め、日々鍛錬されていることがよくわかります。
この感動が間近で、しかも気軽に味わえることを知らない人も多いはず。
私も取材させていただくまで知りませんでした。
鴨川をどりは今月24日まで。
ぜひ観ていただきたいです。(声を大にして言いたい)
来月には京都五花街合同公演が南座であるそうですよ。
http://www.ookinizaidan.com/event/
興味のある方はこちらもぜひ。
(文:麦子)