絵本の美しい絵やワクワクするお話は、いつの時代も読み手を惹きつけてやみません。最近では大人向けの作品も増え、絵本の世界はますます広がっているのだとか。今回はそんな絵本が楽しめるカフェ、「絵本カフェ Mébaé」さんに行ってきました。
書店がつくる、新たな交流スペース
去年の9月にオープンしたばかりの「絵本カフェ Mébaé」さんは、地下鉄「北大路」駅から少し歩いたところにあります。カフェを運営するのは、京都・滋賀を中心に展開している「ふたば書房」さん。社長さんは、絵本の専門家である「絵本専門士」の資格をお持ちだそうです。

幅のある絵本のレパートリー
店内は明るく、やわらかな雰囲気に包まれています。そして棚には、カラフルな絵本がずらり。誰もが知る有名な作品から最近の作品まで、幅のあるレパートリーです。お客さんは、家族連れの方もいれば、ひとりの方も。落ち着いた空気の中で、思い思いに絵本の時間を楽しんでいらっしゃいます。
端っこにちょこんと載った「はらぺこあおむし」
そして、ぜひ注文したいのが「はらぺこあおむしのクロックムッシュプレート」。人参のラペのとなりにいるのは、あの有名な『はらぺこあおむし』! 絵本カフェならではの、なんとも可愛らしいメニューです。味も抜群に美味しいので、心も体も満たされるでしょう。
大人だからこそ「しみる」絵本の世界
絵本で取り上げられるテーマの傾向は、時代とともに変わるもの。最近では、家族との死別や離婚など、デリケートなテーマを扱った絵本も登場するようになってきました。しかし、そんな難しいテーマであっても、やさしい気持ちで読めてしまうのが絵本のすごいところ。大人になった今だからこそ、しみる絵本もあるかもしれません。ぜひ一度、コーヒー片手に絵本の世界に触れてみてください。
