つまみ細工とは、小さく正方形に切った薄絹をつまんで折りたたみ、組み合わせて様々な形にしていく伝統工芸。『おはりばこ』さんで、その体験教室が開催されています。
築100年以上の風情ある京町家で
教室は大徳寺の東側の道沿いにある本店で行われています。こぢんまりとした京町家で、「かんざし 小間物」の暖簾が目印です。
1階は店舗で、色鮮やかなかんざしや和小物が並び、2階が体験教室になっています。体験教室は少人数で机を囲んで作るスタイルで、誰でも気軽に参加できる雰囲気です。
いよいよつまみ細工に挑戦
作るのは花の形。「華(はな)」か「梅(うめ)」のどちらかを選びます。
今回は「梅」にチャレンジ。花びらになる5枚の薄絹は、好きな色を選んで組み合わせることができます。
薄絹を1枚ずつピンセットでつまんで折りたたみ、「丸つまみ」と「剣つまみ」を作っていきます。しっかりサポートしてもらえるので初めての方でも安心です。
丸つまみの花びらと、剣つまみの葉をでんぷん糊で固めれば、パーツの完成です。
オリジナルのかんざしやクリップに
かんざしかクリップかを選び、完成した花びらと葉を花の形に飾っていきます。
土台に糊を塗り、中心点を定めて1つずつ丁寧に置いていき、金色の針金を巻いた花芯を中央にのせたらできあがり。用意された下がりを飾ると、さらに華やかになります。
作り方が詳しく書かれたワークシートをもらえるのもうれしいポイント。家でもう一度作ってみても楽しいですね。