国内有数の梅酒メーカーの「チョーヤ梅酒」が手掛ける、梅体験専門店の「蝶矢」が京都にオープンしました。オリジナルの梅シロップや梅酒が作れる、体験の様子を紹介します。
梅文化を京都から世界へ
国産の厳選された梅を使い、添加物を加えずじっくりと熟成させた梅酒。チョーヤ梅酒さんは約60年にわたり、そんなこだわりの梅酒を作り続けています。
梅体験専門店の蝶矢さんは、「日本独自の梅文化を世界へ発信したい」という思いから誕生したのだとか。お店は白を基調とした明るく開放的なデザインで、梅のシロップなどのボトルがずらりと並びます。手前はテイクアウトできるドリンクスタンド、奥は体験スペースになっています。
自分好みの味を、100通りの組合せから
まずは材料となる梅や砂糖、お酒選び。梅と砂糖は各5種類、お酒は4種類あり、組合せ方は100通りにもなります。
梅は強い甘味と芳醇な香りが特徴の「完熟南高」に、爽やかな酸味が楽しめる「有機古城」、甘味と酸味のバランスが良い「有機南高」、独特な野性味が残る「NK14」、見た目も味もさくらんぼのような「パープルクイーン」と、それぞれ個性が。試飲をしたり梅コンシェルジュに相談したりしながら、好みの味になるよう合わせていきます。
お店で作り自宅で熟成
選んだ材料とボトルが用意され、いよいよ手作り体験がスタート。作り方は簡単で、まず梅を傷つけないようにヘタを取ります。次に梅と砂糖を偏りなくボトルに入れると、梅シロップが完成。梅酒はそこにお酒を注ぎます。
徐々に砂糖が溶けて梅エキスが抽出され、梅シロップは1週間、梅酒は1ヶ月ほどで飲み頃に。どちらもこれからの季節にぴったりの、爽やかな味わいが楽しめそうです。