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平安神宮の「献菓祭・献菓展」EC

全国の銘菓が集う、平安神宮の「献菓祭・献菓展」

それぞれの土地で育まれ、愛され続けている菓子。そんな全国各地の銘菓が一堂に会する献菓祭と献菓展が、今年も平安神宮で行われました。

菓子業界の繁栄を願って

平安神宮があるのは、左京区の岡崎界隈。三条通から神宮通を北へ進むと、正面に朱色の大鳥居と應天門が見えてきます。

献菓祭は、毎年11月24日に開催されている秋の恒例行事です。京都をはじめ、全国各地から奉納される約150もの銘菓を神前にお供えして、菓子業界の繁栄を願います。午後3時になると本殿に宮司ら関係者が集まり、神事が執り行われました。

平安神宮1
朱色の美しい建物が印象的な平安神宮。正面の大極殿の奥に、内拝殿と本殿がある
平安神宮2
境内の西側にある額殿には、様々な銘菓が展示されていた
献菓祭・献菓展1(平安神宮)
神前にお供えされるたくさんの銘菓
職人技が光る雅な工芸菓子

献菓祭に合わせて、23日~25日には額殿で献菓展があります。会場で一際目を引いていたのが、京都の老舗の職人さんが手掛ける工芸菓子。「舞妓」をテーマに舞妓さんがこたつでうたた寝する様子を表現したものや、茶碗や茶筅などが並ぶ「茶道」など、8つの作品が見られました。どれも菓子で作ったとは思えないほど、繊細で精巧なものばかりです。

展示されていた銘菓の中には、購入できるものも。職人技と各地の風土が生み出した多彩な菓子が、訪れた人々を楽しませていました。

献菓祭・献菓展2(平安神宮)
鶴屋吉信さんが手掛けた「御披露宴御飾り菓子」を中心に、ケースに入った8つの工芸菓子が展示されていた
献菓祭・献菓展3(平安神宮)
「舞妓」は、気持ちよさそうに眠る穏やかな表情まで感じ取ることができる
献菓祭・献菓展4(平安神宮)
迫力ある能面を菓子で見事に表現した「能」
献菓祭・献菓展5(平安神宮)
北海道から九州までの銘菓がずらり。パッケージも個性豊かで、見ていて楽しめる

基本情報

  • 寺社名
    平安神宮「献菓祭・献菓展」
    住所
    京都市左京区岡崎西天王町97
    電話番号
    075-761-0221
    URL
    http://www.heianjingu.or.jp/

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。